悲しみを抱えたおじいちゃんと一匹の黒ねこの温かいきずなの物語『ぼくのしあわせないのち』

みらいパブリッシングは、第9回絵本出版賞 最優秀賞受賞の絵本『ぼくのしあわせないのち』を発売しました。

絵本作家・かんばやし麻さんの「大切な人や愛猫との悲しい別れを浄化したい」という想いが込められています。

静かな海のそばのちいさな町でくらす
おじいちゃんと黒ねこの「くろ」。

ふたりはいつもいっしょ
かなしみを乗り越える いのちのきずな

おじいちゃんは昨日のことをすぐに忘れてしまいます。
それには、深く悲しい理由がありました。

家族を事故でなくし、忘れようとおもいつづけて、
記憶のねじがはずれてしまったのです。

「ぼくの たいせつなもの なんでもあげるから
おじいちゃんの かなしいきおくを けしてください」

くろは、まいにち空を見上げておねがいしました。

するとある日、真っ赤な空からふくろうが飛んできて、
ねこがみさまからの手紙が届いたのです……

悲しみを抱えたおじいちゃんのとの暮らしを、黒ねこの「くろ」の目線でつづった心温まるストーリー。

おじいちゃんの悲しい記憶を消すことができるなら、くろは自分の命すらも惜しみませんでした。

「しあわせ」について問いかけるような、温かいきずなの物語です。

『ぼくのしあわせないのち』
【著者】かんばやし麻
【体裁】B5判32ページ/上製オールカラー
【定価】1,540円
【ISBN】978-4434319952
【URL】https://miraipub.jp/books/23331/