7月から急増する「おうち熱中症」に要注意! ペット家庭では早めにエアコンの試運転を

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、メンテナンス不足などでエアコンが使用できないことによる「おうち熱中症」を防ぐために、本格的な夏期シーズンに入る前の「早めのエアコン試運転」の重要性を発表しました。

気象庁によると、今年の夏は例年より気温が高くなるという予報が発表されています。そうなると、エアコンの稼働が増えることが予想されます。

気温が高まると気をつけなければいけないのが熱中症。特に屋内で発生する「おうち熱中症」です。

総務省消防庁の過去5年間の統計データによると、熱中症は7月に急増し、半数以上が高齢者で約4割が室内で発生しています。

また、2021年の東京23区のデータでは、屋内で死亡した人のうちの約9割はエアコンを使用していませんでした。

「おうち熱中症」を防ぐためには、エアコン等を使用した室温の管理が重要です。エアコンの点検・修理・工事依頼は夏場に集中します。比較的空いているこの時期に、エアコンの試運転を行い、自宅のエアコンが正常に動作することを確認しておきましょう。

ペットは、私たち以上に温度の変化に弱い生き物です。特に高温多湿の日本の夏は、ペットにとって過酷な季節といえます。室温を26度前後に保つことで熱中症のリスクを軽減できます。

適度にエアコンを使用し、快適で安全に猛暑を乗り切りましょう。