雨の日は散歩に行かない派が6割以上。アニコムの「梅雨時の愛犬との過ごし方」アンケート

アニコム損害保険は、「梅雨時の愛犬との過ごし方」についてアンケート調査を実施し、結果を発表しました。コロナ禍でおうち時間が増えるなか、梅雨時はさらに愛犬のおうち時間も増えることがわかりました。

「雨の日、愛犬の散歩に行くか」を聞いたところ、全体の2/3にあたる66.1%が「行かない」と回答しました。梅雨時は、愛犬のおうち時間も増えるといえそうです。「散歩に行かない理由」では、「家のなかで排泄ができるから」が27.5%ともっとも多く、「散歩後のケアが大変だから」が21.6%で続きました。

一方、「雨の日でも散歩に行く」理由でもっとも多かったのは、「家でうんち、おしっこができないから」といった「愛犬の排泄のため」が、上位を占める結果となりました。ただし、室内で排泄できれば、雨の日に限らず災害など有事の際の備えにもなります。散歩の目的は、排泄でなく適切な運動やストレス発散であるのが理想です。

散歩が減ってしまう梅雨時に、「愛犬がストレスを感じていると思うか」聞いたところ、「はい」と回答した人は51.5%で、「いいえ」の48.5%と、ほぼ変わらない結果となりました。

「ストレス解消方法」は、1位が「いつもよりスキンシップを増やす」(33.2%)、次いで「いつもよりおもちゃなどでたくさん遊ぶ」(27.9%)といった結果になりました。「新しいおもちゃを買ってあげる」「いつもより豪華なおやつやフードをあげる」といった、「何かを与える」ことよりも、愛犬と“一緒に”何かをして、お互いに楽しみながらストレスを発散していることがわかりました。

梅雨時に愛犬の体調面で気になることがあるかどうか聞いたところ、44.4%の人が「特にない」と答えました。ストレスと同じく、約半数は体調面での変化もないことがいえます。一方で、「皮膚の症状が気になる」(21.1%)、「耳の症状が気になる」(19.9%)と、それぞれ約2割の人が、犬に多くみられる症状を気にしていることがわかりました。

アニコム損保の保険金請求データによると、皮膚や耳の症状による診療件数は7月に増加する傾向がわかっています。6月ごろから症状が気になり始め、その後通院するといった傾向があるのかもしれません。

「梅雨時に愛犬と楽しく過ごすためにしている工夫」を聞いたところ、さまざまな回答が寄せられました。 家のなかでの過ごし方の工夫としては、「ボール遊び」「ひっぱりっこ」など王道の遊びのほか、「知育トイを活用する」「時間をかけてマッサージしてあげる」といった回答もありました。また「部屋の湿度をコントロールする」といったように、環境面での工夫も見られました。

「外出の仕方」の工夫としては、「ドライブをする」「屋内ドッグランに行く」「小型犬なのでスリングに入れて外に出る」など、雨でも愛犬が気分転換でき、飼い主も一緒に楽しめる方法がみられました。その他、「“かわいい!!”とつねに犬の気持ちを持ち上げています!」といった、ほほえましい回答も。

ジメジメと鬱陶しい梅雨の時期を、愛犬のために工夫して過ごす飼い主の姿がうかがえる結果となりました。