4月と9月生まれの犬は病気になりにくい!? アニコム「家庭どうぶつ白書2020」

アニコム ホールディングスは、ペットの疾患統計などをまとめた「アニコム 家庭どうぶつ白書2020」を公開しました。ペット保険の保険金請求データやアンケート調査の結果をまとめた世界最大規模のペット統計データ集です。

誕生月による「病気のなりやすさ」や「かかりやすい病気」の傾向がペットの犬でも見られるのかどうかを、オッズ比を用いて調べたところ、4月と9月生まれの犬はほかの月生まれの犬と比べて病気になりにくい（保険金請求が少ない）ということがわかりました。一方で、病気になりやすい（保険金請求が多いのは2月と3月生まれの犬という結果になりました。

さらに、誕生月ごとになりやすい病気・なりにくい病気があるのかを調査したところ、それぞれの月で異なる傾向がみられることがわかりました。例えば12月生まれの犬の場合、ほかの月生まれの犬と比べて、血液疾患（貧血や血小板減少症など）・泌尿器疾患（膀胱炎や腎不全など）になりやすく、肝胆膵疾患（肝炎や膵炎など）・歯・口腔疾患（歯周病や口内炎など）にはなりにくいということがわかりました。

人気の18犬種について、「他の犬種よりもなりやすい病気」とその病気における年間平均診療費を調査したところ、それぞれの犬種で特徴があることがわかりました。例えば日本の人気犬種であるトイ・プードルとチワワ。いずれも小型犬でが、それぞれがなりやすい病気となると、まったく異なる傾向がみられます。

年間平均診療費をみると、犬全体の平均が約7万円だったのに対し、もっとも高かったのはフレンチ・ブルドッグで年間約14万円（約2倍）となっています。一方、診療費が低いのは、ミニチュア・ダックスフンドやパピヨン、チワワなどの小型犬で、いずれも5万円台という結果になりました。

「アニコム 家庭どうぶつ白書2020」は、Webサイトから誰でも無料で閲覧・ダウンロードできます。より詳しい情報が掲載されていますので、ぜひチェックしてください。