アニコム、ペットの国勢調査「どうぶつkokusei調査」の結果を発表

アニコム損害保険は、ペット保険契約者に対し、自身と契約動物の健康状態やケア、環境やライフスタイルについての総合的なアンケート「どうぶつkokusei調査」の結果を発表しました。

以下、全89問の調査概要のうち一部をご紹介します。「生活編」では、犬が普段生活している環境についての質問に対して、屋内が8割以上という結果になりました。また、屋内と屋外どちらも生活環境としている犬も、全体の1割ほどいることがわかりました。屋外のみは圧倒的に少数派で、ひと昔前に多かった番犬としての外飼いといったスタイルは、ほぼ見られないようです。ちなみに、屋外のみで生活をしている犬は、大型犬の割合が多いということがわかりました。

「フード・おやつ編」では、現在のフードを選んだかの理由として、もっとも多かったのが「インターネット等で調べて(23.5%)」になりました。一方、「動物病院のすすめ(23.1%)」「ペットショップのすすめ(17.2%)」「ブリーダーのすすめ(3.4%)」など、第三者からすすめられたフードを選んでいる飼い主も多く、合計すると全体の4割以上を占めています。

フードを選ぶ際のポイントとして、「原材料や添加」の存在を7割近くの飼い主が気にしていることがわかりました。ペットは、自分でフードを選ぶことができないため、飼い主がしっかりと原材料や成分をチェックしてあげる必要があります。また、現在購入しているフードについて気になることを聞いてみると「金額が高い」と回答した飼い主が4割以上いることがわかりました。

大型犬に比べてトイ・プードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬のほうが、フードの食いつきにムラがあることがわかりました。また、おやつを与える理由として7割近くを占めたのは、「毎日の楽しみ・コミュニケーション(67.2%)」という回答でした。

お散歩の頻度については、「1日2回(33.6%)」が最多で、「1日1回(27.7%)」「1日3回以上(6.1%)」と続き、毎日お散歩に連れていっている割合が7割近くという結果になりました。1回あたりのお散歩の時間については、「30分程度(46.2%)」「1時間程度(28.0%)」という結果になりました。なお、大型犬種は散歩時間が多いという傾向があります。お散歩は運動不足解消だけなく、ストレス発散、飼い主とのコミュニケーションとしても重要な役割を果たします。

「お家でのケア編」をみると、歯や耳のケア、シャンプーなど愛犬に対して定期的なケアを実施している割合が多いということがわかります。こうした日々のちょっとしたケアが、病気の早期発見や予防につながることも多く、ペットの健康を思う飼い主が多いといえそうです。

動物病院で健康診断を受ける頻度については、「1年に1回以下(47.0%)」という回答が約半数を占めていました。健康診断を受ける時期は春が一番多いという結果になりました。狂犬病の予防接種が春にあり、毎年その時期と合わせてという飼い主が多いことがわかります。