なぜ猫は本当によく吐くの? ときには飼い主にもトラブルが……

初めての猫との暮らし。恐らく誰もが驚くのは、“猫って本当によく吐く”ということだと思います。ほ〜んと、猫って頻繁に吐くんですよね〜。

そんな様子を見て、最初は「病気なの?」とビックリして心配するわけですが、そのうちに「あーまた吐いた」と慣れてきたりして。猫も猫で、吐いた後は“けろり”としていたり。

吐くのは、毛玉だったりフードだったり。泡や黄色っぽい液も吐きますが、獣医師に質問したら「白い泡のようなものは胃液で、黄色っぽい液は胆汁です。お腹が空いている時に吐くことがありますが、繰り返さなければ心配ないですよ」とのこと。

思い起こすに、フードがなくて空腹の早朝に胃液や胆汁を吐いている感じなのですが、筆者的に警戒していることがあります。それは「猫が吐いた液体で足を滑らせて転ぶ」こと。一度、猫が吐いた液で足が滑って盛大に転んだんですよね。「これは打ちどころが悪いと大怪我だな」と。フローリングで猫を飼っている方はホント、ご注意を。

それと、アリガチなのがフードを与えた後の大嘔吐。猫ってフードをあまり咀嚼せず、丸飲みっぽい食べ方するじゃないですか。それで、“いつものじゃない目新しいフード”を与えた時、それが好みのフードだったりすると凄い勢いで一気食いしちゃいます。

で、食べ過ぎて嘔吐。食べたフードをそのまま全部吐いたりしちゃう。でも、嘔吐後はこれまた“けろり”としていたりして、さらには「ニャーン」とか「ナォ〜」とか言ってフード要求。あれだけ吐いた後にすぐ食うか!? みたいな。

猫は毎日毛づくろいしますが、毛を飲み込んでしまって胃の中に毛玉ができ、それを吐くのが 最も多いパターンですよね。ある意味では健全な嘔吐なので心配ないと思いますが、毎日ブラッシングすると毛玉を吐く頻度も減るように思います。結局、吐かれちゃうと床や絨毯を掃除することになりますが、その手間を省くためのブラッシングと思えばいいかも、です。

ただ、繰り返し吐いたり、吐こうとして吐けないでいたり、吐いたものに血や異物が混ざっていたりしたら要注意だそうです。「いつもと違う吐き方だな」と思ったら迷わず獣医師に相談するのが無難だと思います。