【レポート】「インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」
日本最大規模のペットイベント「インターペット」が東京ビッグサイトで5日まで開催されています。ペットに関するさまざまな製品やサービスがズラリとそろい、展示ブースではかわいい犬や猫たちも一緒に働き、来場者もペット同伴で楽しそうでにぎやかで、ペットが好きな人にはたまらないイベントです。
昨日プレスデーに行きましたが、私のように日ごろペットフードやトイレシーツ、消臭剤などの日用品を近所の同じスーパーやホームセンター、ネットショッピングですませている人にぜひ足を運んでもらいたいな、と感じました。
理想的なペットフードが見つかるかも
ペットと暮らし始めると、まずペットの食事に悩む人が多いと思います。食べさせてはいけないものは事前に調べてわかっていても、何を食べたいか、何が苦手か、何が好きなのか、何の栄養をいま必要としているのか、言葉で伝えられないペットたちの食事は、飼い主が健康のためにあれこれ調べて、考えて、試して、ようやく栄養面とペットの嗜好が合致するものが見つかった、という経験をもつ人も少なくないでしょう。
そして、ペットフードはペットの種類や月齢・年齢、体重で分類されているものがほとんどですよね。フードを変えると、“また食べなくなるかも”と躊躇して同じブランドのものを選び続けてしまうこともあるでしょう。最近では、小分けのパウチタイプのフードも豊富になり、あれこれ試しやすくなっています。素材や産地などにこだわり、栄養バランスにもすぐれ、進化したペットフードもたくさん登場しているので、気になっている人も多いと思いますが、“いつものお店”だとフード選びに限界があるのも事実です。
とは言うものの、ペットフードを探しにいろいろな店をめぐるのも難しいですよね。インターペットの会場には、日本中のペットフードがすべて集まっているんじゃないかと思うほど、ペットのことを考えた最新のペットフードがそろっています。それだけ豊富だと実際に選ぶのも難しいですし、購入できないかもしれません。でも少なくとも、ペットの健康のことをあらためて考える機会になるので、それだけでも価値のある時間になる気がします。メーカーの人たちにも直接話が聞けますし、ペットたちも試食できて喜ぶでしょうし、ぜひ足を運んでもらえればと思います。
ペットの健康のための製品やサービスも充実
ペットフードの進化だけでなく、ペットが室内でともに暮らすようになったり、ペットの生活環境がよくなってきたこともあり、ペットの世界でも「高齢化」が進んでいます。犬や猫をはじめとするペットたちは、人間の数倍のスピードで成長していくのはご存じだと思いますが、人間と違って外見的に大きな変化も感じにくいため、また自分の子どもたちはかわいいし、いつまでも“子ども”として見てしまったり、なかなかペットの実年齢を実感しにくいのではないでしょうか。
でも年齢を重ねていることは事実で、あまり考えたくはないですが、私たちよりも速いスピードでペットたちは身体的にも衰えていくのです。犬が椎間板ヘルニアを発症しやすいのは有名ですし、太りやすい体質のために腰や関節を痛めて日常生活に支障をきたす犬や猫もいます。
わが家では、愛犬が高齢の域に入ってきたこともあり、腰の負担をやわらげるために、ソファーの足をとって低くして上る負担を減らしたり、フローリングにワックスを塗ってすべりにくくしたり、いろいろと対策をしています(と言っても、妻がやっている姿で学んだクチですが)。ペットの安全や負担をなくすために、そういった対策をしている人も多いと思います。
インターペットではペットがすべりにくいフローリングのコーティング、ウォーキングのできる専用バス、高齢ペット用の歩行補助ハーネス、腰痛や床ずれ予防のドッグケアマット、目にセンサーを当てて計る体温計、ペットの住みやすい家のリフォームまで、日ごろはなかなかお目にかかれない製品やサービスに触れることができるので、ペットとのこれからの暮らしに必要なこともイメージしやすいかと思います。
最先端技術でペットを守る・ペットと遊ぶ
最近ではペットと一緒に泊まれるホテルや旅館、一緒に食事ができる飲食店も増えてきました。休日にはペットとお出かけを楽しむ人も多いでしょう。その一方で、ひとり暮らしや共働きだったりすると、仕事のときはペットがひとりさびしくお留守番……自分もペットが気になりながら仕事……という現実も。
そんな人にオススメの最新アイテムなども展示されています。かわいいペットとはいつも一緒にいることが理想ですが、離れていてもペットの様子をチェックできたり、声をかけてコミュニケーションを取れれば、私たちとペットの不安やストレスもやわらげることができます。ネットワークカメラ搭載の給餌器などでペットの様子を確認し、会社や外出先からスマートフォンで操作して声をかけながらお水やおやつをあげたり、空いた時間に遠隔で遊べるアイテムや、ペットの体の振動を感知し、てんかんなどの病気の状況をすぐに知らせてくれるサービス、センサーから取得したペットの行動や健康状態を可視化するサービスなども展示されています。
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