まだコロコロのうんちは出ませんよ

先日、わが家のメインクーンの子猫のワクチン接種のために、動物病院へ行きました。そこに生後2~3週間くらいの子猫を連れた方が、診察に来ていました。お腹が空いているのか、ものすごく大きな声で鳴いています。気になって声をかけてみると「うんちがまったくでなくて、お腹がひょうたんのようにパンパンなので便秘で死んでしまうといけないので病院にきた」と言うのです。

2頭は親とはぐれたのか、それとも捨てられたのかはわからないそうで、道端で鳴いていたので拾ったそうです。猫を飼ったことがあるけど、こんなに小さい子は初めてで、試行錯誤しながら育てているそうです。どうしようか少し考えましたが、おせっかいしてしまいました。

「このころの子猫はまだコロコロのうんちは出ませんよ。出たとしてもうんちをするための準備で、黄色いかなり粘着質の柔らかいうんちもどきみたいのが出るくらいです。体型もひょうたん型が普通です。ミルクを飲んだあとは、さらにひょうたん型になりますよ。これだけ元気だから心配ないと思いますよ」と。飼い主さんはびっくりしていました。

その後、獣医さんにも同様のことを言われて診察室から出てきた飼い主さん。勉強になりましたと帰っていきました。私がわが家の猫たちにいろいろと教えてもらって、こうしてブリーダーを続けているように、この方も猫たちにいろいろと教えてもらいながら飼い主になっていくんだなあ。そんなことを思いながら見送りました。

「子猫たちよ、無事に大きくなるんだよ!!」