シニア猫の食事やトイレ問題の対策
Q:ふやかしたフードや流動食を上手く食べさせるコツはありますか?
A:シリンジ(注射型注入器)を使うと便利です。
シリンジにはさまざまな大きさ(サイズ)があります。シリンジの先端と猫の口の大きさが合うものを選ぶといいでしょう。ペットショップやホームセンター、動物病院などで購入できますし、ドレッシングボトルでも代用できます。
食べさせるときには、体を起こし、頭を少し上に向かせます。寝たままで与えると、食べ物が気管などに入ってしまい、窒息したり、肺炎を起こしたりする可能性があります。
喉がゴクンと動いたら飲み込んだサイン。しっかり飲み込んでいるかも確認しましょう。また、食後もしばらくの間、体を起こして、消化を促してあげるといいでしょう。
Q:トイレの失敗や粗相が増えてきたのですが、何か対策はありますか?
A:おむつを利用してみましょう。
排泄の問題は、飼い主にとっても大きな悩みのひとつです。おむつが利用できるようになると睡眠時間が増えたり、掃除の回数が減ったり、粗相の心配をしなくてすんだりします。お互いの負担を減らすことにもなり、猫と楽しめる時間も増えます。まずは、慣らすためにまずは夜から始めてみましょう。
そして、少しずつ装着する時間を増やしていくといいでしょう。ただし、つけっぱなしはムレの原因になり、かぶれてしまうこともあります。おむつを使用しない時間もつくることが必要です。
Q:便秘を解消するには、どんな方法がありますか?
A:お腹のマッサージが有効です。
腸のぜん動運動を促進させるお腹のマッサージは、便秘の猫にとても有効です。お腹を仰向けにして、力を入れ過ぎないように気をつけながら、「の」の字を描くように、やさしくお腹全体をマッサージします。食事の直後は避けましょう。
また、食物繊維が多い食事に変えるのも効果的です。ほかにも猫じゃらしなどで適度な運動を促し、腸の運動を活発にさせる方法もあります。猫の体力に合わせて適度な運動をさせてみましょう。
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