アイペット損保が、ペットロスに関する調査を実施
読者のみなさんの中にも、ペットロスのつらい経験をお持ちの人がいるかもしれません。いつかは誰もが迎える愛する家族との別れは、当たり前ですが、あまり考えたくない人も多いでしょう。そんな悲しみを経験した飼い主の人は、いったいどれだけつらかったのでしょうか? アイペット損保が、愛犬や愛猫と分かれた経験(死別、失踪、脱走等)を持つ544名を対象に「ペットとの別れに関する調査」を実施しています。
もっとも多いペットとお別れした理由とは?
ペットとの別れの理由でもっとも多い回答は「老衰」。その後、「病気」や「事故」が続いています。10%以下では、「突然死」や「失踪/脱走/行方不明」といった回答も挙げられています。
ペットとお別れした人にもっとも多い症状は?
ペットとお別れした後に不調の症状を感じたかという質問では、全体の63.2%にあたる人(老衰でペットと別れた人を除く)が「何らかの不調を感じた」と回答。現れた症状としては、「突然悲しくなり、 涙が止まらなくなる」という症状が圧倒的に多くなっています。いつも一緒にいるのが当たり前の家族を失ったら、きっと誰もが涙を流すでしょう。
ペットとお別れすると不調はどれくらい続く?
ペットとお別れすると、体に現れる不調はどれくらい続いたかという質問では、約半数近くが「1カ月未満」と回答。 1年以内に症状が治まった割合は、 不調が現れた人のうち、約8割近くにのぼっています。その一方で「まだ続いている」という回答もあります。
ペットとお別れする前の向き合い方について後悔している?
ペットとお別れする前の向き合い方について後悔していることの有無については、7割近くが後悔をしていると回答。 犬・猫飼い主別に後悔の内容を見てみると、それぞれ「もっと一緒の時間を過ごせばよかった」という回答がもっとも多くなっています。その後、犬の飼い主は「後悔していることはない」「もっと健康管理に気を使えばよかった」と続きますが、猫の飼い主はこの順位が逆転しているのも特徴です。
ペットの供養でもっとも多いのは?
ペットの供養に関しては、共同供養(共同墓地への納骨)がもっとも多い40.6%となっています。そのほかには「自宅に骨壷を置いている」という回答が複数見られ、供養に関しては、「お寺で初七日や四十九日をしたため、よいお別れができたと満足している」というコメントも見られるとのこと。
ペットを飼って良かったと思いますか?
ペットと過ごした日々を振り返って、 ペットを飼って良かったと思うかという最後の質問では、 9割近くの人が「良かった」を選択しています。新たなペットの迎え入れの有無に関わらず、一緒に過ごした時間は多くの飼い主にとってかけがえのない経験となっています。
より詳細な調査データはこちらで確認できます。
【調査概要】
- 調査対象:15-69歳の犬猫飼育経験者
- 調査人数:544名
- 調査方法:インターネット調査によるアンケート調査(複数回答可)を実施
- 調査期間:2016年7月15日
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