火を使わない日本初のアクアメーションペット葬、埼玉・春日部のCOCOペットで開始

サイカンシステムは、MIROKUと協業し、日本製初となるペット向けアクアメーション装置「MOTHER(マザー)」を用いたペット葬の提供を開始しました。国内第一号のサービス提供事業者として、グループのペット葬ブランド「COCOペット」粕壁東店において、サービスが導入されています。

アクアメーションは、水とアルカリ性の溶液を用いて遺体を分解する葬送方法です。燃焼を伴わないため炎で焼くことがなく、細かな遺骨も残りやすい点が特徴とされています。従来のペット火葬と比較してCO2排出量を約90%削減できるとされており、移動式火葬車における近隣環境への配慮や料金トラブルといった課題に対応する、新たな見送り方の選択肢として着目されています。

今回導入された装置「MOTHER」は、体重25kgまでの個体に対応しており、処理時間は約30分から180分です。見送りの工程では、体重とサイズを計測して専用アプリに入力し、算出された水量や専用薬剤(苛性ソーダ)を準備したうえで、ステンレス製のトレイに安置して運転を行います。分解後は遺骨を超音波洗浄機で洗い、熱風で乾燥させたうえで返骨の確認が行われます。

なお、装置の運転後に残った液体にはアミノ酸やナトリウムなどが含まれており、同社ではその液体を用いて花や木々を育て、家族のもとへ届けるサービスの提供も予定しています。同社がペット飼育者を対象に実施した意識調査では、アクアメーションに対して約57%が好意的な評価を示した一方、火葬とは工程や仕組みが異なることから、正確な情報提供を通じた環境づくりを進めるとしています。