天橋立近くのプライベートコテージ「グランピングディーバ」で愛犬との贅沢な休日を過ごした

京都府宮津市にある天橋立は、美しい景観と悠久の歴史で人々を魅了してきた特別な景勝地です。松島(宮城県)、宮島(広島県)と並ぶ日本三景のひとつで、幅約20〜170m・全長約3.6kmの砂州には約6,000本もの松が生い茂っています。この砂州は、宮津湾と阿蘇海の海流がぶつかり、砂が堆積して約2,200年前に形成され始めたといわれています。

天橋立の楽しみ方として有名なのが「股のぞき」。股の間から逆さに覗くと、まるで「天に架かる橋」のように見えることから、その名が付けられました。

その天橋立の近くに、愛犬と一緒に宿泊できるドッグコテージ「GLAMPING DIVA(グランピングディーバ)」があります。1棟貸切型のコテージでは、贅沢なプライベート空間を愛犬とともに満喫できます。客室となる円形コテージをはじめ、室内温泉や全天候型BBQ、プライベートプール、専用ドッグランなど、充実した施設が揃っており、思い思いの過ごし方を楽しめます。

天橋立周辺には、リアス式海岸の美しい景観や漁村の風情が残る伊根町など、海にまつわる魅力的なスポットが点在しています。これらを含む地域一帯は「海の京都」として観光が推進されています。今回は、わが家のウィペット・ジギーベイ&リーティラと一緒に「海の京都1泊2日の旅」を楽しみました。

到着するなり爆走する愛犬たち

滋賀県甲賀市に住んでいる私は、最寄りのインターチェンジから高速道路に乗り天橋立を目指します。昼過ぎに出発して約1時間後、京丹波パーキングエリアで休憩しました。ここは道の駅が併設されており、売店や食堂も充実。ドッグランもあるので、愛犬連れに最適です。私も愛犬たちも食事を済ませていたので、軽く休んで出発しました。

その後、高速を降りて一般道を約20分走ると到着です。チェックインは15時からで、系列の「ファームグランピング京都天橋立」のフロントで手続きを行います。狂犬病予防接種証明書の提示が必要なのでお忘れなく。鍵と案内図を受け取り、3分ほどで目的地に到着。2台分の無料駐車場が完備されています。

クルマを停めると、いよいよ宿泊するコテージに入ります。興奮気味の愛犬たちを落ち着かせるため、まずはドッグランへ。リードを外すと同時に爆走!(笑)。芝生の緑が鮮やかで、天気も良く最高のコンディションです。嬉しいことに、人用と犬用に分かれた直径6mのプールもあります。水深の浅い犬用プールに入る(浸かる)姿に、こちらまで笑顔に。遊んだあとは足洗い場で足を洗い、全身をタオルで拭いてから部屋に入りました。

愛犬とストレスフリーに過ごす円形コテージ

宿泊したのは「プライベートスイート4ベッドタイプ」。定員5名で、シングルベッド4台と和布団1組が用意されています。愛犬は小・中型犬2匹、大型犬1匹が目安。頭数制限は飼い主の判断に委ねられており、宿泊費は無料です。愛犬家には嬉しいサービスですね。

円形のコテージはワンフロア構成で、リビング・寝室・ミニキッチンが一体化しています。天井が高く、明るく開放的です。ウッド調の家具で統一されたモダンな空間は清潔感があり、ニオイもありません。ミニキッチンには調理器具・食器・大きめの冷蔵庫が備わり、簡単な料理も可能です。フローリングなので、万が一の粗相も拭き取れます。エアコン・空気清浄機・サーキュレーターも完備され、快適に過ごせます。

ウッドデッキにはガーデンテーブルがあり、外の空気を感じながらティータイムも楽しめます。その先の別棟には、全天候型BBQルーム、トイレ、化粧室、浴室が配置されています。

室内は基本的にドッグフリー。愛犬だけを客室に残して外出する場合はドッグケージに入れることを推奨しています。注意事項が細かく定められていない分、飼い主のモラルが求められます。私は寝具を汚さないよう大きめのマルチカバーを持参しました。また、外から入る際は必ず足を拭くようにしました。ペット可施設の中でも、これほど自由でストレスのない環境は貴重です。だからこそ、迷惑をかけない配慮を忘れずに過ごしたいものです。

コテージには、犬用ケージ(小・中型犬用)、犬用トイレ(小型犬用)、トイレシート、エチケット袋、蓋つきゴミ箱、フード&水入れ、ロングリード、粘着ローラーが用意されています。食器台は低めなので、中・大型犬や複数頭の場合は、使い慣れたものを持参するとよいでしょう。さらに、別棟の浴室には小型犬専用の折りたたみ浴槽があり、一緒に入浴を楽しめます。

京都丹後の新鮮食材でBBQディナー

夕食は愛犬とともにBBQを楽しみました。事前予約制ですが、食材は夕食前にスタッフが届けてくれます。国産黒毛和牛ステーキ、アンガス牛の燻し焼、天橋立ソーセージ、活きアワビ、アクアパッツァ、宮津カレー焼きそば、自家農園野菜のサラダ、カマンベールチーズ、デザートまで、地元丹後の味覚が並びます(画像は2人分)。

京丹波SAで購入した丹波ワインを開け、焼き上がりを待ちながら乾杯です。普段はあまり日本のワインを飲むことは少ないのですが、これがおいしいワインで、丹波の食材とよくあいます。ステーキを特製ソースで味わい、ソーセージやアワビなども堪能しました。特に印象に残ったのは「宮津カレー焼きそば」。焼きそばにカレールーをかけた地元のB級グルメで、地元の人々に長年愛されているとのこと。ドライタイプからつゆだくのウェットタイプまで、店ごとに個性豊かな味があるそうです。次は現地の店舗でも味わってみたいと思いました。

愛犬たちは、少し早めの時間に持参したドッグフードをペロリと完食。そして、夕食時には、私のすぐ横にお座りして、私の箸の動きをジッと見つめています。根負けして、ステーキ肉や野菜などをお裾分け(笑)。私も愛犬たちも大満足の夕食でした。

天然温泉「銀温泉」で癒やしのひととき

別棟の浴室は天然温泉で、愛犬も一緒に入浴できます。湯船に入ることはできませんが、小型犬用の浴槽を使えば温泉を楽しめます。泉質は弱アルカリ性単純温泉で、とろりとした無色透明の湯。贅沢な時間を愛犬と共に過ごせます。

わが家の中型犬たちは犬用浴槽は小さすぎるので、洗面器で温泉をかけてあげました(シャンプーやタオルは持参要)。私も久々にゆっくり入浴。別棟の構造は一見不便に思えますが、気兼ねなく使える点で理にかなっていると感じました。温泉を満喫し、全員ぐっすり就寝です。

朝食のサンドイッチに感動

温泉効果で朝までぐっすり。気分爽快に目覚めましたが、朝方にかけて雨が降っていたようです。ウッドデッキもドッグランも濡れていました。このあと、予定していた観光に行けるでしょうか……。

天気が心配でしたが、スタッフが届けてくれた朝食を見て一気に気分が晴れました。なんとローストビーフサンド!グリルで温めて新鮮野菜と一緒に贅沢に挟んで、特製ソースをかければ、最高の朝食です。

愛犬たちの朝食は、持参したドッグフードのうえにチキンをトッピング。あっという間に完食。私はゆっくりとローストビーフサンドを味わいました(笑)。

橋立海鮮センター端松苑と海の京都を満喫

チェックアウト時は大雨。観光は諦めて帰宅するつもりでいましたが、昨夜テレビで見た「橋立海鮮センター端松苑」を思い出し、立ち寄ることに。

ここは、丹後の海と山の幸が揃うフードパークで、丹後半島の新鮮な魚介、季節の果物やスイーツなどが並びます。レストランの外にはペット同伴専用席があるので、楽しみに向かいましたが、この日はレストランの休店日。宮津カレー焼きそばお預けです。店内では焼きたての「鯛ちくわ」を試食。おいしさに感動し、お土産に購入。梨も買って満足の寄り道になりました。

店内を見て回っているうちに天気が回復。それならばと、予定していた「天橋立」を見に行くことにしました。駅周辺にある駐車場にクルマを停めて、散策にでかけました。浜辺の道は愛犬とのお散歩にぴったりです。

30分ほど散策を楽しみ、折り返して「ワインとお宿 千歳」に立ち寄りました。ここは、天橋立にあるワイン自慢のオーベルジュです。全室オーシャンビューの宿で、地元丹後の山海豊かな旬の食材を活かした料理と天然温泉が楽しめます。

その1Fに愛犬も入れるカフェがあります。入口を入って左手すぐに、ペット同伴可のテーブル席があります。冷たい飲み物を飲みながら、みんなで休憩です。店内にはわんちゃん用の商品やおやつも販売されており、ペット歓迎の雰囲気が伝わってきました。

続いて訪れたのは、かねてから行きたかった「伊根の舟屋」。伊根湾沿いに約230軒が並ぶ舟屋は、海に浮かぶような独特の景観で、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

舟屋の最も特徴的な点は、1Fが船のガレージ(船の収納庫)、2Fが住居スペースになっている点です。もともと1Fは、船を海から引き上げ、風雨や虫から守るために建てられたものです。現在はFRP製の大型船が主流になったため、舟屋の前に係留されることが多くなりましたが、作業用の小舟は今でも舟屋に収納されています。

また、船を収納しなくなった舟屋の1Fは、魚を料理したり洗濯物を干したりする海の暮らしの場やカフェスペースとして活用されています。また、2Fはかつて網の干し場や漁具置き場として使われていましたが、今では宿泊施設としても活用されています。

しばらく愛犬たちと舟屋がある海沿いのエリアを散策すると、舟屋群にある台湾茶葉専門店「靑竈(チンザオ)」を訪ねました。台湾茶葉の販売がメインのお店ですが、舟屋の1Fで台湾茶を飲めます。SNSで「店内が空いていれば犬も入れるかも!?」と書かれていたので、ダメもとで聞いてみました。「鳴かない子であれば、今は空いているのでどうぞ」と穏やかに迎え入れてくれました。店内には時の流れが止まっているかのような静寂が漂います。確かに鳴く子は難しそうです。

「どんなお茶がお好みですか?」と店主が尋ねてくれました。希望を伝えると、たくさんある台湾茶から選んで持ってきてくれました。丁寧に飲み方も教えてもらい、よい勉強になりました。幸い、愛犬たちは大人しく座っていてくれたおかげで、私もゆっくりと台湾茶を堪能。心穏やかにさせてくれる舟屋やそこから見える景色は、思い出に残る素晴らしいものでした。迎え入れてくれた店主にも感謝です。

こうして、今回の旅は終了。信楽に向けて出発しました。

まとめ

「GLAMPING DIVA」は、広々とした円形コテージ、美しい芝のプライベートドッグラン、愛犬も楽しめるプール、旅の疲れを癒す天然温泉、地元食材が楽しめるBBQなど、愛犬と一緒に贅沢な時間を過ごせる宿でした。

自由度が高く100%ストレスフリーで過ごせます。愛犬たちの楽しそうな姿からも、この宿の居心地の良さを感じました。海までわずか5分という立地や周辺観光の充実も大きな魅力。天橋立の自然とともに、愛犬とプライベートな旅を満喫できる特別な場所でした。ぜひ、みなさんも訪れてみてください。