講談社、猫が伝える絵本『ねこきちのてぬぐい』 – 江戸の知恵でサステナブルな暮らしを学ぶ

講談社は、江戸時代の循環型社会やサステイナブルな暮らしをテーマに、主人公のねこきちと手ぬぐいの交流を通して、大量消費や使い捨てについて考えさせられる絵本『ねこきちのてぬぐい』を発売しました。

北海道在住の作者かとうまふみさんが、畑仕事での経験から江戸時代のリユース・リサイクル文化にインスピレーションを得て制作されました。手ぬぐいが多様な用途に形を変えながら大切に使われる様子が描かれており、ひとつのものを長く、多機能に使うことの豊かさを伝えています。

絵本に登場する手ぬぐいは、目や鼻がないにもかかわらず、布を貼り付けて立体感を出すなど、細部にまでこだわった表現でキャラクターとしての魅力を放っています。この緻密な描写が、手ぬぐいの変化とねこきちとの温かい交流をより深く感じさせます。

著者かとうまふみ
判型AB判 32ページ
定価1,650円
ISBN9784065376119
URLhttps://www.kodansha.co.jp/book/products/0000403200