空き巣被害、田舎でも油断できない時代に
先日、町内放送で物騒なニュースが流れました。なんと、現金を狙った空き巣被害が多発しているとのこと。留守を見計らって侵入し、現金を盗む手口だそうです。
私が住むあたりは、まだまだのどかな田舎。今でも外出時に鍵をかけない人が多く見受けられます。私が引っ越してきた当初は、在宅中に鍵をかけたり、防犯カメラを設置したりしている私を見て「都会の人は違うなあ」と珍しがられたものです。

しかし、いくら田舎でも時代は変わってきています。正直、私は心のなかで「大丈夫かなぁ」と危惧していました。だから、今回の放送を聞いて「やっぱり」と思ったんです。
その放送を聞いてからというもの、わが家の施錠はさらに厳重になりました。外出時はもちろん、在宅中も玄関や窓はしっかり鍵をかけています。以前は、お風呂上がりに換気のため小窓を開けていたのですが、それもやめました。「怖いなあ」という気持ちが強くなったからです。
そんななかでも、これは防犯になっているのかな、と思うことがあります。それはわが家の愛犬・リーティラの存在です。
わが家は高台にあるため、たどり着くには階段を上る必要があります。愛犬のリーティラは訪問者に対して大変厳しく、階段を1歩上っただけで、その存在がわかるようです。とにかく唸り、吠え続けます。
中型犬にしては低い声で吠えるので、姿を見なければ誰もが「怖い」と感じるかもしれません。怪しい人には向かっていく勇気のある子だと思っています。家のなかではフリーで過ごさせているので、いざというときの活躍に期待しているのですが。
昔は多くの家で「番犬」を飼っていましたよね。少し長めのリードにつながれて、庭や玄関先にいたり……。小学生のころ、友人の家に遊びに行った際、玄関先に吠える犬がいてなかなか近づけなかった、なんてこともありました。
わが家の周辺には、まだそういった飼い方をしている人を見かけますが、都会では稀になりました。そう考えると、「番犬」の役割は大きかったんだなあと、あらためて思います。
今は、時代も犬に対する考え方も大きく変わりました。そのため、当時のような飼い方はなかなかできません。だからこそ、空き巣に狙われないよう、自分自身で防犯対策を講じることが大切ですね。
私もリーティラだけに頼らず、しっかりと防犯対策をしていこうと思います。