フードが飛び散らない! 毛も絡まない! ペットと暮らす人のための掃除機「トルネオV コードレス」

部屋を掃除していると、フードや猫砂を回転ブラシがバリバリと飛び散らかし、そのブラシには毛が絡み、ダストカップに溜まった抜け毛はぎっちり詰まって取り出せません……。

一般的な掃除機ならこれが当たり前です。なぜなら掃除機は「“人”がキレイに暮らせる部屋にする機械」だから。

人とペットが仲良く、気持ちよく暮らせるアイテム掃除機

でも、広告などで明言はしていませんが「“人とペット”がキレイに暮らせる部屋にする機械」をつくるメーカーがあります。それが東芝ライフスタイルです。

もともと掃除機づくりが得意で、サイクロンなんて存在しない時代から「定番」だった東芝の掃除機。そんな東芝は、5~6年前ほどから「ペットと一緒に暮らす私たち」にも便利な機能を実装し始めました。

それまでの常識を覆す「飛散しないフードや猫砂」「毛が絡みづらいブラシ」「ゴミもダストカップからコロリと捨てられる」など、ペットと暮らす人に便利な機能の数々です。

とはいえ「ペットのいるご家庭に最適ですよ!」とは謳わないしたたかさが東芝というメーカーなのです。

さまざま掃除機が存在するなか、ペットと一緒に暮らす人にオススメしたいのが東芝「トルネオV コードレス」。“ペット”と謳っていないものの、おそらくかなりペットと暮らす人向けにチューニング

犬・猫3匹と暮らす筆者がシャイな東芝に変わってスティッククリーナー「トルネオV コードレス」の最新モデル「VC-CLX72」をご紹介します。どれだけ私たち向けに、影でチューニングしているのがわかることでしょう。

トルネードプレスで換毛期でもゴミ捨てコロン!

ペットと一緒に暮らすみなさんにとって厄介なのは、換毛期の抜け毛の掃除でしょう。尋常じゃない毛の量なので、ダストカップは1回のお掃除でパンパンになります。

さらに、わんちゃんやにゃんこの毛はフワフワなので、ダストカップから全然落ちてきません。毛だけなら指で引っ張り出すのもやぶさかではありませんが、床のゴミも吸っているので、なかなかはばかられることでしょう。結局、割りばしを奥に突っ込んで掻き出すという人も多いのではないでしょうか?

しかし、東芝独自の「トルネードプレス」は、ダストカップ内に起きる竜巻のような気流を使い、毛をクルクルまわしながら圧縮するため、毛が「マリモ」のようにまん丸に固まってダストカップに溜まります。

東芝独自のゴミ圧縮機能「トルネードプレス」はペットに必須! ダストカップの毛を「マリモ」のように丸めてプレスするので、他社の掃除機のようにカップに毛が絡まらない

そのためゴミ捨てはカップを開けて、丸まった毛を「コロン!」と転がし落とすだけ。他社の掃除機では真似できないこの機能だけでも、ペットと一緒に暮らす方々なら東芝を選ぶ価値があります。

フードを巻き散らかさない「床見極めセンサー plus」

みなさん「あるある」なのが、床に散らばったペットフードや猫砂に掃除機をかけようとしたら、かえってフードを巻き散らかした! という経験です。

掃除機についているヘッドのブラシは高速回転するので、吸い込もうとした大小粒子状のゴミをブラシが弾き飛ばしてしまうのです。

ヘッド右側についている緑のライトが半灯。ブラシが低回転で粒ゴミを吹き飛ばさない。また、フローリングなので吸引力を弱めて電池を長持ちさせる。とはいえ、写真のような重いゴミでもスイスイ吸い込むパワフルさ!

飼い主さんにとっては厄介な問題ですが、東芝のトルネオV コードレスは違います。フードや猫砂を巻き散らかしやすいフローリングでは、ブラシの回転速度を落として飛散を防止します。

ヘッドにはLEDゲージがついているので、その状況がひと目で確認できます。たとえば床がフローリングだった場合は、ブラシの回転数を落とし、吸引力を弱めに調整します。

しかし、床にラグが敷いてあると、ブラシは自動的に高速回転し、吸引力を強めに切り替え、ラグの奥に潜むゴミをしっかり掻き出して吸い込みます。

カーペットではブラシを高回転でパワフルに吸引。ヘッド右側のライトは全灯している。これでカーペットにへばり付いた抜け毛もキレイさっぱり吸い込んでくれる。もちろん普通の砂ごみやホコリなども余裕で吸い込む!

床の材質を自動的に判断するので、飛散を防止するだけでなく、効果的にゴミを掃除してくれるのは嬉しい。

掃除用洗剤などを多く手がけるライオンの調査によると、拭き掃除なども含めた掃除時間は、一般家庭の約半数が30分でひとり暮らしの過半数が15~30分。

「標準」で約35分連続で使えるトルネオV コードレスは、十分なスタミナがあるということになります。

お掃除をしながら床の菌を除去するので、どうしても床を舐めてしまうわんちゃんやにゃんこにも安心。自走式のヘッドなので、毛足の長いラグでも力を入れずにスイスイ進む

また、お掃除しながら床の菌を除去するのもポイント。どうしても床を舐めてしまうわんちゃんやにゃんこも安心です。さらに、ヘッドの回転ブラシも抗菌加工されていて清潔です。

髪の毛やペットの毛も絡みにくい「からみレスブラシ」搭載

換毛期にはヘッドのブラシに毛が絡みついて、ほどくのに一苦労したことはないでしょうか。東芝はこの毛の絡み問題についても長年研究しています。

各メーカーも同様の取り組みをしていますが、人の毛はほぼ絡まないというところまできています。しかし「柔らかいわんちゃんやにゃんこの毛が100%絡まない」ところまで達したメーカーは筆者の知る限りありません。

家電ライターという職業柄、販売されているすべての掃除機をチェックしていますが、一番高みに近いところまで来ているのが東芝のトルネオです。

先にカーペットに付いた抜け毛を掃除したあと。一般的な掃除機ならブラシに毛が絡んで「毎回掃除機を掃除するハメになる」ところだが、トルネオV コードレスのブラシは特殊加工が施されて毛が絡みづらい

東芝のヘッドは、人間の毛はほぼ確実に、「わんちゃんやにゃんこの毛はほぼ絡まらない」レベルまできています。その秘密はブラシの毛の一部の根元が編み込まれている「からみレスブラシ」です。

毛の絡みはブラシの奥に毛が食い込んでしまって、吸引では吸い込めないという初期段階から始まります。しかし、1本の毛が絡むと、その毛がほかの毛を呼び込んで、雪だるま式に絡んでしまうのです。

しかし、東芝のヘッドは毛が奥に食いこまないようにブラシの根本が編み込まれているため、絡みづらくなっています。一方で、わんちゃんやにゃんこの毛は髪の毛ほど長くないので、毛がブラシに食い込むことはないのですが表面に張り付いてしまうことがあります。

ブラシのアップ。グレーのブラシの根元が縫われていて、毛がブラシに食いこまないようになっている。ペットの毛だけでなく、人の長い髪の毛に対しても有効。ハサミやカッターを持って、ブラシに絡みついた毛と戦わなくもいいのでラクチン!

もし、毛がブラシ表面についてしまったら、床に敷いてあるラグやキッチンのマット、リビングの布製のソファなどを最後に掃除するとよいでしょう。こうするとブラシ表面についた毛が布との摩擦で取れ、掃除機に吸い込まれます。

掃除機に吸い込まれればこっちのもん! あとはトルネードプラスで圧縮され、マリモのような毛ごみになります。

年末の大掃除で充電切れしても交換可能なカセット式バッテリー

ペットの掃除に便利なトルネオV コードレスですが、すぐそこに見えている年末の大掃除でも大活躍すること間違いなし。

一般的なスティッククリーナーはバッテリーを本体に内蔵しているため、大掃除などでバッテリーを使い切ってしまうと、充電器につないで3~4時間は使えなくなります。待つしかないのです。

カセット式バッテリーなので、予備のバッテリーを用意しておけば、差し替えるだけでお掃除を続けられる。内蔵タイプだと充電で終わるまでの3時間はお掃除が止まってしまう

しかし、東芝のトルネオV コードレスは、カセット式バッテリーになっています。予備のバッテリーを別途購入しておけば、バッテリーが空になってもカセットを取り換えるだけで、すぐに掃除が続行できます。超便利です。

バッテリーは本体にセットしたまま充電もできますが、専用の充電器無しでバッテリー単体に同じACアダプターを差し込むだけでも充電できます。お掃除しながら空のバッテリーが充電できるので超お手軽なんです。2時間半でフル充電できます。

バッテリーを取っ替え引っ替えすれば、長時間掃除機がけが可能ですが、その前に自分の体力が充電切れになるでしょう。

本体にバッテリーを内蔵している一般的な掃除機の場合、およそ1.5万円ほどのバッテリー代に加え交換工賃、さらにはメーカー修理扱いなので修理窓口に持ち込むか送らなければなりません。

しかし、東芝はカセット式なので、交換工賃も修理窓口に送る手間もかかりません。新品のバッテリーだけを購入すれば、掃除機は新品同様になります。しかも目詰りするサイクロン部のプリーツフィルターをなくしたフィルターレスサイクロン掃除機なので、使用しているうちに吸引力が落ちることがないのです。

全部丸洗い・全部丸見え・花粉が舞い散らないゴミ捨て!

掃除機は長年使っていると汚れてきます。ですから、ほどんどのサイクロン掃除機ではフィルターのお手入れが必要です。あまり知られていませんが、サイクロン掃除機の代名詞となっているアノ会社ですら年に1回のフィルター交換(メーカー推奨期間)が必要なのです。

しかし、トルネオV コードレスはサイクロン部にフィルターを使わないサイクロン掃除機なので、定期的なフィルターのお掃除は不要です(ニオイの強いゴミを貯めていたり超微粒子状のゴミを多く吸い込んだ場合は、排気フィルターの掃除が必要になる場合があります)。そして、サイクロン機構に細かい粒子のゴミが溜まったり、回転ブラシが黒く汚れてきます。

こんなときは回転ブラシもダストカップもサイクロン構造もまるまる水洗いが可能です。キレイな掃除機でお掃除できるので、お部屋も心もスッキリします。

ダストカップやサイクロン機構、ヘッドはすべて水洗いできるからいつも清潔

また、一般的なサイクロン掃除機は、ダストカップの下部に細かい微粒子のゴミが溜まります。これをゴミ箱に捨てようとすると「ブワッ!」と煙が起きたことはないでしょうか?

この防止策としてゴミ袋でダストカップを包んでゴミを移し替えるなど、涙ぐましい努力をされている人も多いでしょう。

微粒子(写真のピンク色は花粉サイズ)のゴミは、ダストカップ上部に分離されるので、ゴミ捨て時に「ブワッ!」と舞い散らない

そんなみなさんを見て、東芝は今年のモデルから微粒子のゴミをカップの上部に貯める「粉ゴミポケット」を開発し特許を取得しました。

これによって舞い散りやすい微粒子のゴミは、ゴミ箱に近いところから落ちるので、舞い上がりにくくなります。

しかも、ダストカップには帯電防止加工がされているので、ダストカップ内側にゴミが付着しにくくなっています。

着脱式のLEDライトで家具の下の暗い場所も明るく照らしてお掃除できる

さらに、通常のスティック使用時でも、ハンディ使用時でも使える「ピカッとライト」があります。家具の下などを掃除するときは延長管とヘッドの間に取り付けて、手元の掃除をするときは本体とヘッドの間に取り付ければ、暗い場所でもはっきりと汚れやゴミを確認できます。

ペットと暮らすすべての人に紹介したいトルネオV コードレス

これは筆者の思い込みかもしれないですが、東芝はコロナ渦以前からペットにも優しい掃除機を開発しているように思えます。

毛ゴミを丸く圧縮してくれる機能、フードや猫砂が飛散しない回転ブラシの速度制御、毛が絡みづらい、ニオイが付きやすいブラシやダストカップの水洗いなどなどです。

これらはたまたまペットと一緒に暮らす人に向いている機能だったのかもしれません。しかし、これだけ偶然が重なることはなく、店頭やカタログにちょっとわんちゃんが写っていたりと、なんとなく匂わせているようです。

あえてペットと一緒に暮らしている人たち向けであることを謳わない。でも私たちもペットも幸せになれる、したたかなな掃除機。それが東芝のスティッククリーナー「トルネオV コードレス」なのです。「ペット向け」と大々的に謳っている掃除機より、ずっとペット家庭向けの掃除機なんです。

提供:東芝ライフスタイル