犬との暮らしで知っておきたいこと Vol.190

シルバーウイーク目前! 愛犬がドライブに慣れるための簡単ステップ

[2024/09/12 6:01 am | 編集部]

秋の爽やかな気候が広がる季節には、愛犬と一緒にドライブに出かける絶好の機会です。特にシルバーウイークの連休中は、家族で遠出するのにもぴったり。

しかし、クルマに慣れていない犬にとっては、ドライブが不安やストレスを引き起こす場合もあります。快適な旅を実現するためには、事前に愛犬をにクルマ慣らすトレーニングが重要です。

今回は、愛犬がクルマに慣れるためのポイントと、ドライブ中の注意点を紹介します。秋の行楽シーズンを愛犬とともに快適に過ごすために、参考にしてください。

愛犬が車に慣れるための準備

犬がクルマに慣れるためには、徐々に慣らしていくトレーニングが必要です。まずは、愛車をポジティブな空間にすることが大切です。車内で楽しいことが起こると犬が感じるようにしましょう。

例えば、乗車前に少し遊んであげたり、乗ったらお気に入りのおやつを与えると、犬が「クルマ=楽しい場所」と認識するようになります。

また、最初のうちは短時間で終わるドライブから始めるとよいでしょう。ほんの数分のドライブでも、犬がリラックスしていられるか確認し、少しずつ時間を延ばしていきます。

犬をクルマに慣れさせる際には、安全性も重視しましょう。犬が自由に動き回ってしまうと、運転者の注意をそらしたり、急ブレーキの際に危険な状況に陥る可能性があります。

そこで、犬用のドライブシートやキャリーケースの使用をオススメします。特にキャリーケースは、犬が安心できる狭い空間を提供し、移動中の安全性を確保します。

さらに、車内環境を快適に保つことも重要です。適切な温度管理を行い、犬が暑すぎたり寒すぎたりしないようにしましょう。また、窓を少し開けて換気を良くし、新鮮な空気を取り入れることも大切です。ただし、窓から頭を出してしまうと事故の原因になるので、注意が必要です。

こうした準備を少しずつ行うことで、犬は徐々にクルマに慣れ、ストレスなくドライブを楽しめるようになります。秋の行楽シーズンには、犬もクルマでの移動が楽しくなるよう、計画的に慣らしていきましょう。

車酔いを防ぐための対策とケア

犬も人間と同様、クルマ酔いすることがあります。特に子犬や、クルマに乗る機会が少ない犬は酔いやすい傾向にあります。予防するためには、いくつかの対策とケアが効果的です。

まず、ドライブ前の食事は軽めにします。満腹状態で車に乗せると、クルマ酔いがひどくなる可能性があります。一般的には、ドライブの2~3数時間前には食事を済ませ、空腹過ぎない状態で乗車させるのが理想です。ドライブ中には、あまりおやつを与えず、少量の水分補給を心がけましょう。

また、車内環境の工夫も車酔い対策に効果的です。前述のように、窓を少し開けて新鮮な空気を取り入れると、酔いを軽減する効果があります。

さらに、車内で犬が外の景色を見ていると、動きに追いつけずに酔いやすくなるため、キャリーケースに入れて視界を制限することも有効です。

もし、キャリーケースを使用しない場合は、犬を車の後部座席で座ったり寝転べるようにして、できるだけ景色が流れるのを見えにくくする工夫をしましょう。

ドライブ中、犬がクルマ酔いを示すサインにも注意を払いましょう。よだれを大量に垂らしたり、落ち着きがなくなったり、頻繁にあくびをする場合、酔っている可能性があります。

このような場合は、早めにクルマを止め、外で少し歩かせるなどしてリフレッシュさせることが大切です。また、獣医師から処方されるクルマ酔い防止の薬を使用するのもひとつの手段です。特に長距離のドライブを予定している場合は、事前に獣医師に相談してみましょう。

最終的に、犬の車酔いは慣れで改善することが多いです。徐々に慣れさせることで、犬もリラックスしてドライブを楽しめるようになるでしょう。

長距離ドライブでの快適な過ごし方

秋の行楽シーズンには、長距離のドライブが必要になることもあります。犬が快適に過ごせるよう、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

まず、ドライブ前には適度な運動をさせておくことが大切です。散歩や遊びを通じてエネルギーを発散させておくと、車内では落ち着いて過ごすことができます。

また、ドライブ中も定期的に休憩を取り、犬をクルマから降ろしてリフレッシュさせましょう。目安として、2〜3時間ごとに休憩を取るとよいでしょう。休憩時には水分補給も忘れずに行い、トイレのためにも短い散歩をさせるとさらに効果的です。

次に、犬がリラックスできる環境を整えることが重要です。犬が好むブランケットやおもちゃを持参し、慣れ親しんだニオイを取り入れることで安心感を与えることができます。また、移動中はできるだけ穏やかな音楽を流すか、静かな環境を保つと犬もリラックスしやすくなります。

さらに、長時間のドライブでは、犬の体調管理も怠らないようにしましょう。特に暑い日には車内温度が上がりやすいため、エアコンを使用して適切な温度を保つことが重要です。

犬が暑さでハァハァと呼吸が荒くなる場合は、休憩を取るか、水を与えてクールダウンさせましょう。逆に寒い季節には、犬が冷えないようにブランケットを用意するなど、温度管理に注意を払いましょう。

最終的には、愛犬の様子をつねに確認しながら、無理なく快適なドライブを楽しむことが大切です。長距離移動も、準備次第で犬にとって楽しい体験にすることができます。秋の美しい景色を眺めながら、愛犬との素敵な旅を楽しんでください。

まとめ

愛犬との秋のドライブは、ベストシーズンともいえる絶好の機会です。しかし、犬が快適に過ごせるようにするためには、事前の準備や注意が必要です。

慣れさせるためのトレーニングやクルマ酔い対策、長距離ドライブでの環境づくりなどをしっかりと行うことで、犬にとっても楽しい体験に変わります。

定期的な休憩や水分補給を忘れずに、安全で快適なドライブを楽しみましょう。この秋に愛犬との楽しい思い出をたくさんつくってください。

[編集部]