いよいよパリ五輪が7月26日(金)に開幕します。最高のアスリートたちが活躍する4年に一度のスポーツの祭典に、世界中の人びとがテレビに釘付けになることでしょう。
しかし、アスリートは人間だけではありません。私たちの愛する犬たちも驚異的なスピードや強さ、スタミナを備えており、彼らもまたアスリートです。
では、もしオリンピックに犬部門があったら金メダルを狙えるのはどの犬種でしょうか。さまざまな犬種がどのようにしてその才能を発揮するのかを考えてみましょう。
陸上競技(トラック種目):グレイハウンド
走ることに関しては、グレイハウンドに敵う犬種はいません。グレイハウンドが世界的に有名なスプリンターであることはご存じかもしれません。彼らは、時速70キロものスピードで走ることができます。また、短距離だけでなく、長距離走もこなすことができます。
水泳:ポーチュギ-ズ・ウォーター・ドッグ
名前がすべてを物語っています。ポーチュギ-ズ・ウォーター・ドッグは生まれながらのスイマーなので、プールはお手のもの。ウエーブのかかったシャギーコートで元気いっぱいのこの犬たちは、ポルトガルでは漁労犬として飼育されていた使役犬です。
体操:ミニチュア・ピンシャー
体操選手は、小さくて力強いことが特徴です。体高約30cm、平均体重約4.5kgの小さな妖精は、平均台では勇猛果敢に、跳馬では電光石火のごとく躍動することでしょう。そして、この小さな犬たちは個性豊かなので、ゆか運動でのメダルも間違いないでしょう。
重量挙げ:ロットワイラー
重量挙げは、メンタル要素の強い競技です。ロットワイラーは素直で気持ちが強く、筋肉質で肩幅が広く頑強なので、どんな重いものでも持ち上げたり引っ張ったりすることができます。きっと、ロットワイラーは表彰台の頂点に立つに違いありません。
馬術:オーストラリアン・シェパード
馬を上手に扱うといえば、オーストラリアン・シェパードです。この犬は、とても規律正しく、オリンピックレベルのプレッシャーでも冷静沈着でいられます。賢く遊び好きであることに加え、もっとも健康的な犬種のひとつでもあります。
野球(ソフトボール):ゴールデン・レトリーバー
野球は走ってボールを取ったりするのと同じくらい、座って待つことの要求されるスポーツです。ゴールデン・レトリーバーは、これらの資質を全て兼ね備えているため、この競技には最適です。また、愛嬌たっぷりで、人を喜ばせることが大好きなこの犬は、まさに金メダルに相応しい名前ではないでしょうか。
ビーチバレー:ラブラドール・レトリバー
ラブラドール・レトリバーが日光浴をしないビーチの日などあり得ない。ラブラドールは元気いっぱいで、目標を見失わないよう訓練しやすいのです。レトリバーはボールに関係するものすべてに本能的に惹かれます。陽気で働き者のこの犬たちは、ビーチの仲間やバレーボールのパートナーとして最適でしょう。
テニス:ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
すべてのスポーツは体力が必要ですが、テニス選手に求められる前後左右の動きは特に過酷で、瞬発力だけでなく持久力も求められます。俊敏で持久力と粘り強さがあるこの犬は、過酷な競技にも対応し、金メダリストになる素質をすべて備えています。
7人制ラグビー:アラスカン・マラミュート
強靭な肉体と身体能力の高さが求めれれるこの競技にもっとも適しているのは、アラスカン・マラミュートではないでしょうか。何世紀にもわたって重い荷物を引っ張るために飼育されてきて、5,400ポンド(2.45トン)の世界記録を保持するのもこの犬です。スタミナも併せ持つことから、まさに金メダルといえます。
スケートボード:ジャック・ラッセル・テリア
前回の東京五輪から正式種目として採用されたこのスポーツは、技の難易度や高さ、スピードなどを評価する採点競技です。この競技には、運動神経だけでなく、創造力や独創性が求められます。好奇心が強く、新しいオリンピック競技の先駆者として最適です。
まとめ
オリンピック競技に犬部門があったら、さまざまな犬種がそれぞれの特技を活かして金メダルを狙う姿が想像できます。
驚異的なスピードを見せつける犬、俊敏さと集中力を活かす犬、パワーを発揮する犬など、彼らの持つ能力は多様です。
あなたの愛犬だって金メダルを取れるかもしれません。どの競技で活躍できるのか、個性を考えながらオリンピックを楽しんではいかがでしょうか?