「走りの天才」流線型の美しい体型を持つウイペット

[2019/07/22 6:01 am | 編集部]

ペトハピ編集部が実際に取材し、自信をもって紹介できる “真の優良ブリーダー” です。 掲載基準はこちらからご覧いただけます。

犬種:ウイペット
犬舎名:WP Ippuku Kennel (ダブルピーイップク犬舎)
ブリーダー/動物取扱責任者名:萩原京子
登録情報:第10361号
繁殖歴:10年
住所:千葉県船橋市
電話:090-1103-2333
メール:shop@ippuku.shop-pro.jp
Webサイト:https://r.goope.jp/ippuku-puppy

千葉県船橋市の国道14号沿いにある「WP Ippuku Kennel(ダブルピーイップク犬舎)」。ここはサイトハウンドのなかでも中型犬であるウイペットを繁殖する犬舎です。この犬種の繁殖を始めたのは約1年前ですが、それまでは小型犬のイタリアングレーハウンドの繁殖に携わってきました。

親戚の獣医師がイタリアングレーハウンドのブリーダーであったことから、これまで不安に思うことを1つひとつ解決してもらいながら進んできました。その頼りにしている獣医師からの勧めで1頭のウイペットの女の子に出会いました。「ウイペットの代表的なブリンドルカラーに全身包まれたその子を見た瞬間に“わが家に来る子”と強く感じ、迎えることにしました」と萩原ブリーダー。

「健康」と「社会性」を重要視しながら魅力溢れる子犬の作出に力を注いでいる、とても信頼のできるブリーダーです。

※サイトハウンドとは視覚狩猟犬を意味します。このグループの犬たちは、遠くまで見渡せるように体高が高く、視覚(サイト)で獲物を見つけ、その獲物が力尽きるまで追いかけることができる脚力を持っています。流線型の体は空気抵抗を少なくし、呼吸器の発達が顕著な厚みのある胸部は長距離を走り切ることを可能にしています

ウイペットの特徴と魅力

ウイペットは、17世紀のイギリスで生まれた犬種です。ウサギやネズミなどの小さな害獣を駆除するために、グレイハウンドを小型化したことが始まりといわれています。その後、農夫や炭鉱夫の間で素早く動ける体を手に入れるために、マンチェスターテリアやベドリントンテリアなどと交配され、ドッグレースに参加する犬種としても改良が加えられました。走る姿が、馬が鞭で打たれて走る姿に似ていることから「Whipped up」を語源としてウイペットという名前が付けられました。

ウイペットは無駄のない骨格と筋肉を持つ、流線型が美しい惚れ惚れするほどの犬種です。短い被毛は、艶やかで輝いています。体高は44~51cm程度、体重は9~13kg程度。背中の筋肉を存分に使って走る「ダブルサスペクションギャロップ」という走法が特徴的で、すぐにトップスピードに乗り、最速のスピードで長時間走ることができます。ドッグレースでの姿からは想像もできないくらいにおとなしく、物静かで、賢い犬種です。体臭もなく、性格は温和で従順。ほかの人や犬にも攻撃性はなく、吠えないのかと思うほど無駄吠えがありません。

「わが家のウイペットの魅力は何といっても穏やかなこと。本当におとなしく、社会性をきっちり身に付けていることです。迎えた日から、何の苦労もなく飼える犬を目指しています。容姿については全身の美しいブリンドルカラーが自慢で、よく褒めていただいています」と萩原ブリーダー。確かに、穏やかで大人しい子たちです。その全身のブリンドルカラーは一目で心を魅了する力を持っています。思わず目を留めてしまう魅力溢れる犬たちです。

飼育環境

一般家庭のなかでの繁殖で、犬たちが生活する場所は主に10畳程度の2つの洋室です。犬たちが快適に過ごせるようにと、全面リフォームをしています。ケージやクレートは使用せず、犬たちはそれらの部屋で自由にのびのびと過ごしています。各部屋にエアコンが設置され、季節に応じて使用。乾燥しがちな冬場は加湿器も稼働させています。

「床は取り外しが可能なクッションカーペットを敷いています。汚れたら部分的に取り外して洗えるので、つねに清潔な状態に保てます。防音効果はもちろんのこと、犬の足への負担も軽減できるので重宝しています。また、フードや用品などの収納スペースをリフォームで増やしました。留守にする時に犬たちにとって安全ですしね」と萩原ブリーダー。

過度な消臭・除菌はしていないそうですが、嫌なニオイはまったくありません。犬にとって快適で安全な飼育環境を構築しています。萩原ブリーダーの犬に対する愛情が、深く感じられる空間です。

ブリードの考え方

「まず、病気がなく健全であること。そのうえで徹底的に社会性を身に付けていることを大切にしています」と萩原ブリーダー。犬質はもちろん、親犬の健康管理に留意しながら繁殖をしています。子犬は健全で、しっかりと社会性を身に付けてから、飼い主に引き渡しすることを心がけています。繁殖はラインブリードが中心です。海外から引いたヨーロッパラインの血統で、ウイペットの魅力を最大限引き出せる繁殖を心がけています。
※ラインブリードは3代目、4代目、5代目に同じ祖先をもつ雄と雌による交配をさし、「系統繁殖」と呼ばれます。優秀な遺伝子を受け継ぐことができます。

遺伝的疾患についての対応

ウイペットは遺伝病が比較的少ないといわれている犬種です。ただ、中高齢以上になると白内障などの目の病気にかかりやすいようなので、定期的に検診を受けられることをオススメします。短毛であるために皮膚のバリア機能が落ちると、真菌症や肥漏症などの皮膚疾患になりやすい個体もいるようです。

「健全なブリードを心がけていますので、海外から引いてくる際にも遺伝的疾患などを継承していない血統を厳選しています」と萩原ブリーダー。イタリアングレーハウンドのブリード時代から、何かあれば親戚の獣医師に訪問診療をしてもらっています。遺伝的疾患やかかりやすいそのほかの病気の有無もその場で確認し、問題があればすぐに対応できるようにしています。子犬の譲渡後も的確なアドバイスをしている頼りになるブリーダーです。

引き渡しまでの生活環境

出産が近くなると、犬たちがいつも生活している部屋にケージと産箱が設置されます。母犬はそのなかで、萩原ブリーダーに見守られながら出産をします。

「24時間、何かあればいつでも対応ができるようにしています。子犬が産まれてしばらくの間は、昼夜問わず気が抜けないですね。寒くないように湯たんぽを用意することもあります。母犬から離れないようにとつねにチェックしています」と萩原ブリーダー。

生後1カ月が過ぎると、子犬たちの離乳が始まります。それとともに、少しずつケージの外で遊ぶようになり、ほかの成犬たちにコロコロ転がされながら、すくすくとたくましく成長していきます。母犬と兄弟姉妹、そのほかの犬たち、また萩原ブリーダーと過ごすなかで、子犬たちはしっかりと社会性を身に付けていきます。犬の世界のルールと、人間との共生のルールを学んでいくのです。生後2カ月で1回目のワクチンを接種。その後、子犬の体調が良いときに引き渡しが可能となります。こうして、子犬たちはたくさんの愛情を受け、新しい家族のもとへ巣立っていきます。

しつけ・お手入れ・アフターフォロー

「抜け毛が少なく、体臭もないので、お手入れはとても楽です。汚れたら濡れたタオルで拭いてあげる程度でよいでしょう」と萩原ブリーダー。愛玩動物飼育管理士、愛犬飼育管理士、ペットセラピスト、ペット介護士などの資格を取得し、さらに獣医師と密接に連携しているので、衣・食・病などさまざまな相談に応じることが可能です。引き渡し後も犬たちの生涯にわたってサポートしてもらえるので、安心して子犬を迎えられます。

犬舎トピックス

飼育頭数が少ないため、常時、子犬が産まれているわけではありません。興味がある人はお問い合わせください。また、「ippuku」というイタリアングレーハウンド&ウイペットのオーダー服や雑貨の販売、ドッグカフェを経営しています。不定期ですがワンちゃんと一緒に参加できるイベントも開催しています。素敵な商品がたくさんありますので、ぜひご来店ください。

[編集部]