アニコム損害保険は、ペットの熱中症の予防啓発を目的として、「犬の熱中症週間予報」「猫の熱中症週間予報」を、アニコムグループの各種SNSアカウント(Instagram、Facebook、Twitter)で9月28日(木)まで毎週木曜日に配信します。
犬と猫の「熱中症週間予報」は、ライフビジネスウェザーの鈴木 勝博さん(気象予報士/獣医師)とともに開発した熱中症指標をもとに作成しています。犬と猫それぞれの体高や代謝などを考慮した指標と1週間分の気象予報から、全国主要10都市の熱中症注意レベルを「やや注意」「注意」「警戒」「厳重警戒」の4段階に分け、それぞれ犬と猫のイラストで表示します。
熱中症は梅雨明け後の7月がもっとも多く、次いで8月に発生しています。また、4月から5月にかけて診療件数が増加する傾向も見られます。朝晩の寒暖差や前日との気温差が大きいこと、まだ身体が暑さに慣れていないことなどにより、暑さが比較的穏やかなゴールデンウィーク前でも熱中症が多く発生しています。
犬種別の発生割合は、フレンチ・ブルドッグやパグなど、鼻の長さが短い短頭種や、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ラブラドール・レトリーバーなどの大型犬が高くなっています。
短頭種は鼻が短いほか遺伝的に気道が狭くなっていることも多いので、呼吸で熱を逃がすのが苦手です。大型犬は、そのサイズから身体に熱がこもりやすい傾向にあります。こうした犬種や大型犬は、屋内外問わず熱中症に注意しましょう。
アニコム損保の契約者を対象に行ったアンケートによると、留守番中のペットの熱中症対策として、「エアコンをつける(93.5%)」「冷感マットを設置している(47.0%)」「部屋の温度/湿度を外出先から確認できるようにしている(15.5%/12.3%)」などが挙がり、何らかの対策していることがわかりました。
ペットと外出する際に実施している暑さ対策としては「涼しい時間帯を選んで外出している(70.1%)」、「飲み水を持ち歩いている(54.2%)」などを行う一方で、27.8%が「特に暑さ対策は実施していない」と回答しました。
近年は日本でも、気温が35℃を超えるような猛烈な暑さが記録されており、そのような日は特に、屋内外や時間帯を問わずペットの熱中症のリスクが高まります。「これまで大丈夫だったから」と考えるのではなく、しっかり対策を行うことでペットの熱中症を予防しましょう。