【マナーサイン・コレクション】第8回 アメリカ合州国ミズーリ州セントルイス市:ペット入室禁止

[2018/09/21 6:00 am | 小椋雅詩]

私は”The United States of America”を「アメリカ合州国」と書くことにしています。文字どおり訳しているだけです。50州が合わさって成り立っている国で、それぞれの州が主権をもち、またそれぞれが憲法をもっています。なので州によって法規制が異なることがあります。

私は喫煙者で、アメリカでは全館禁煙のホテルがどんどん増えていて困っています。そういうところに泊まらざるを得ないときは屋外に出て吸うわけですが、たいてい「ドアから8フィート以内は禁煙」という掲示があります。ドアから約2.4メートル以上離れて吸えと。もちろん従いますが、雨が降っているとみじめな気分になります。

一方、ペット入室可のホテルはとても多く、喫煙可の部屋よりはるかに多いと思います。アメリカでは喫煙者よりペットのほうが、はるかに優遇されていると思っています。

採集場所:アメリカ合州国ミズーリ州セントルイス市

私はすべての州に滞在したことがありますが、アメリカど真ん中にあるミズーリ州は、喫煙と、酒類の販売の規制がいちばんゆるいと感じています。この州で喫煙可のホテルを探すのは、むずかしくないです。

ミシシッピ川に面した大都市、セントルイスに5年ぶりに滞在しました。ホテルでは当然喫煙可を指定します。自分の部屋が近づくと、禁煙室のような掲示が。レセプションのオッサン、まちがえやがったな! と思いきや、喫煙可・ペット不可の掲示でした。こういう部屋はめずらしいです。

部屋に荷物を運び入れ、一服してからビールを買いにいきました。この州では、スーパーマーケットでもコンビニでも酒を簡単に買えます。その夜のビールのおいしかったこと。

アメリカでは喫煙者よりペットのほうが優遇されます。

[小椋雅詩]