A:普段から口に手を入れられることに慣らしておきましょう。
人間と同じように病気になったりケガをしたときに薬を飲ませる必要があります。子犬のときから口を開けたり、口の中に手を入れられたりすることに慣らしておくと、大人になっても嫌がらずに飲んでくれます。
まず犬の背中側に回り、動かないように犬の体を両足で挟んで固定します。片手で犬の頭を持って上に向かせ、もう片方の手で口を開き、錠剤を口の奥の真ん中に入れます。口を閉じて喉を何度かさするようにすると薬を飲み込みます。犬は喉を詰まらせやすいので、薬を飲ませた後シリンジやスポイトで水を飲ませてあげましょう。
粉薬の場合は少量の水や犬用ミルクに薬を混ぜて、シリンジやスポイトで飲ませるといいです。錠剤の場合と同じように犬の体と頭を固定し、上に向かせた状態で、犬歯の後ろにシリンジやスポイトを差し込んで、少しずつゆっくりと流し込んでいきます。液剤も同様の方法で飲ませます。薬を飲んだ後で口から泡を吹くことがありますが、しばらくすると落ち着きますので心配はいりません。人間が緊張しているとそれが犬にも伝わり、犬も警戒してしまします。落ち着いた気持ちで薬を飲ませるようにしましょう。