Q:初めて猫を迎えるとき、どんな部屋にしておけばいいのでしょうか?

[2016/04/21 3:11 pm | 編集部]

A:子猫に危険がない安全な部屋にしておきましょう。

●物を片づける

子猫は好奇心旺盛です。高いところに上ったり、家具の隙間に入ったり、台所でいたずらをしたり、私たちの想像をはるかに超えた行動をとります。子猫にとって危険なもの、ガラスや陶器など割れたときに危険なもの、また壊されたら困るものは、子猫の手の届かないところへ片づけておきましょう。

ビニールや輪ゴム、ひもなどが落ちていると食べてしまいます。おなかの中で消化できずに内臓を傷つけたり、詰まったりして命の危険にさらされることもあります。床に落ちていないか、日々確認しましょう。

また、スーパーのビニール袋も手提げ部分に首が引っかかって危険なことがあります。猫はカサカサ音がして中に入れる袋が大好きです。普段は片付けておくことをオススメします。遊ばせるときは危険がないよう飼い主がきちんと見ているようにしましょう。

●電気コード

子猫のうちはなんでも噛んでみるので、テレビやDVDプレーヤーなどの配線、携帯の充電器などのコード類を保護する必要があります。子猫が感電しないように、部屋の配線・コードはすべて配線保護チューブなどを巻いて、直接噛めないようにしておきましょう。ホームセンターなどで簡単に入手できます。

●窓・網戸・ドア

窓や網戸は引き戸になっているので、まさか猫が開けることはないだろうと考えがちですが、器用な猫は簡単に開けてしまいます。脱走していなくなってしまったり、高層マンションの場合は落下事故もあります。普段はしっかり鍵をかけ、窓を開けているときには網戸にも防犯用の簡易キーをつけるなどして、十分に注意することが必要です。

大型の猫の場合は網戸によりかかっているだけで、網戸が破れたり壊れたりして外に出てしまうことがあります。網戸に破れや劣化がないか確認しておきましょう。

ドアノブつきの扉も、ノブにつかまって上手に開ける猫がいます。丸型の場合は問題ないのですが、L字型で下にさげて扉を開けるタイプのドアは簡単に開けてしまいます。その場合は上にあげると開くように、ドアノブを反対に取りつけることをオススメします。

●観葉植物

猫が口にすると害のある植物は数えきれないほどあると言われています。それを飼い主がすべて把握するは難しいので、猫が食べても問題のないイネ科のいわゆる猫草と言われるもの以外は、害があると考えて注意するといいでしょう。観葉植物は子猫の入らない場所に移動しておきましょう。

●お風呂

追いだき機能付きのお風呂では水を浴槽にためてあり、蓋も開けていることが多いでしょう。猫が転落しておぼれる事故の原因となります。お風呂場の窓にも注意が必要です。ここから脱走してしまうこともあります。まだ子猫だから登れないだろうという油断は禁物です。このような事故や脱走を防ぐために、お風呂は立ち入り禁止にしておくことをオススメします。

●壁・床

子猫のときは走ったり飛んだり元気いっぱいに行動しますので、どうしても壁や床に傷がついてしまいます。カーペットを敷いたり、ペット対応の強度のある壁紙にするなどして保護するとよいでしょう。音が気になるマンションなどの集合住宅の場合は、防音カーペットをオススメします。防音効果がかなり高いものも販売されています。子猫の行動を制御する前に、子猫と楽しく過ごせるように飼育環境を整えておきましょう。

●玄関

玄関が開いた瞬間に飛び出す子猫もいます。交通事故などを防ぐために柵などの設置をオススメします。

[編集部]