あなたはペットとの同行避難の準備をしていますか？

アニコム損保は、ペット保険の契約者に対してインターネットを通じたアンケートを実施し、「ペットのための防災対策」に関する調査結果を発表しています。

その調査結果によると、自分のための防災対策をしている人は63.4％、ペットのための防災対策をしている人は60.9％で、ほぼ同様の割合となっています。

現時点で備えているものの1位は「水・フード」で71.9％となっています。そして、「ワクチン接種、ノミ・ダニ・フィラリア予防」「避難用のケージ、キャリーバッグ」などが続きます。その他の項目では、「避難場所としてテントや車の準備をしている」「はぐれた時に備えて写真や迷子チラシを準備している」「犬用の靴を準備している」などの回答も見られたそうです。

また、「今後準備したいもの」に関しては、「（準備するものは）ない」との回答が、7.2％にとどまり、「現時点の準備では不十分」と考える飼い主が大多数となっています。その他の項目には、同行避難先で人に迷惑をかけないために「しつけ」や「テント」との回答も見られ、その必要性が認識されてきているようです。

災害時の避難についての質問では、「必ず一緒に避難する」との回答が80.5％を占めています。「できるだけ一緒に避難する」（15.8％）と合わせると、ほとんどの飼い主がペットと一緒に避難することを望んでいるのがわかります。

ほかにも、「できる限り自宅にいる」「テントなどで一緒に過ごす」など、つねにペットと一緒にいるとの回答が見られ、災害時にも家族の一員として行動したい飼い主の姿が浮き彫りになっています。

また、「住んでいる地域のペットの防災対策」が「わからない」飼い主が76.9％、「ペットと一緒に避難訓練をしたことがある」飼い主はわずか4.2％でした。万が一に備えた情報収集と避難訓練が必要であることがうかがえます。

みなさんも同行避難の準備はもちろんのこと、お住まいの地域の防災対策を調べてみてはいかがでしょうか。

「ペットのための防災対策」に関する調査概要
・調査対象：アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者
・調査方法：インターネット上でアンケートを実施
・調査期間：2016年9月21日～9月27日（有効回答数3478件）
・URL：http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_0161031.html