【犬飼いTIPS】犬はかぼちゃを食べても大丈夫?

秋は実りの季節です。秋野菜は水分量が少ないので、味が濃く甘みが強いのが特徴です。かぼちゃも秋から冬が旬の野菜です。ほっこりと甘く料理はだけでなく、スイーツにも使われる人気の野菜です。

まさに旬の時期を迎えます。では、犬にかぼちゃを与えてもいいのでしょうか? 今回は、かぼちゃについてのお話です。

犬にかぼちゃを与えてもよいの?

生のかぼちゃを丸ごと与えるのはダメですが、調理されたかぼちゃは愛犬にとって安全です。食物繊維が豊富で、下痢などの慢性的な消化器系の問題を抱える犬には推奨される食材です。

実際に、低カロリーで食物繊維が豊富なかぼちゃが使われてい市販のドッグフードもあります。愛犬はすでに毎日の食事でかぼちゃを食べているかもしれません。

犬が食べてもいいかぼちゃ

かぼちゃといっても、いろいろな調理方法があります。しかし、すべての料理が犬にとって安全というわけではありません。代表的なものをご紹介しましょう。

【生かぼちゃ】

生のかぼちゃは、ぬるぬるしていて筋があります。また、食感が悪いだけでなく、犬にとって消化しにくいものです。茹でたり蒸したりしてペーストやピューレにするとよいでしょう。また、内側のわた部分、茎や皮も生では与えないでください。

【かぼちゃの種】

塩や調味料を使わずにかぼちゃの種を炒れば、愛犬に与えることができます。すりつぶして、いつものフードにひとつまみ振りかけると、食物繊維やビタミンの補給になります。ただし、カロリーが高いので太り気味の場合には与えないほうがよいでしょう。

【ペースト・缶詰】

プレーンなかぼちゃのペーストや缶詰は食物繊維のよい供給源になり、犬にとってもっともよい選択肢です。消化しやすいように調理され、何も加えていないので、胃腸の不調を引き起こす可能性が低いでしょう。

【パンプキンパイ】

砂糖やスパイス(ナツメグは多量に摂取すると毒性がある)、そのほかの添加物が入っていることがあり、高カロリーで犬にはよくありません。また、キシリトールは少量でも犬にとって非常に毒性が強いので、与えてはいけません。

食事にかぼちゃを追加することを考えている場合は、副作用やアレルギーに注意して少量からスタートするようにしましょう。また、事前にかかりつけの獣医師に相談しておくと安心です。

愛犬がかぼちゃを食べ過ぎたら?

食べ過ぎ、ヘタの部分、消化しにくい外側の皮などは、犬が食べると問題が起こる可能性があります。軽度のケースでは、胃の不調や嘔吐、下痢などが見られます。

もし、腹痛や無気力、だるさに食欲不振、および持続的な嘔吐などの症状が出た場合には、すみやかに動物病院で診察してもらいましょう。

犬が食べても安全な他の果物や野菜

かぼちゃは適切な調理と適切な分量であれば、犬が食べても安全な食材です。ほかにも、リンゴやバナナ、みかんに柿、さつまいも、ニンジンなどの果物や野菜も犬が食べても安心です。

まとめ

愛犬の食事に新しい食材を導入する前には、事前に獣医師に相談することが大切です。問題がない食材だったとして、調理法や与える分量などには注意が必要です。また、はじめは少量からスタートして、愛犬の反応を確認しましょう。