あなたの行動は、ペットの飼い主として恥ずかしくないですか?
先日、自動車メディアのCARトップに「リヤワイパーにぶら下がっている白いビニール袋の正体とは?」という記事が掲載されました。ご覧になった人も多いのではないでしょうか。
その正体とは「犬のうんち」が大半とのこと。じつは、私もたまに見ることがあって、いたずらとか、かけたのを忘れているのだとばかり思っていました。それが、まさか排泄物とは……。
編集部で話題にしたところ、そこそこ知られているとのこと。ちょっと驚きました。モラルの問題だけでなく、この行為自体が交通違反(乗車積載方法違反)で、違反点数1点、反則金が6000円(普通車)になります。
これは、散歩時に公園などで排泄させて片付けをしないのと同じです。そして、住まいにおいても起こっているようです。実際に、自治体ごとにゴミは決まった収集日があります。それがルールにもなっているのに、収集日以外に出している住人がいるとのこと。当事者にとっては「車内や室内に置いておくと臭って嫌だ」という言い分なのでしょう。しかし、そこには他人に対する配慮が欠落していると言えます。まさに自己完結型思考というものです。
これとは別に、新幹線での出来事にも触れておきます。先日、取引先の社長が東海道新幹線のグリーン車で目撃した光景だそうです。グリーン車は片側2席のシートになっています。窓際に座る女性の横の席にペットのケージが鎮座していたとのこと。そのなかには子猫が入っているようでした。雰囲気的に飼い主ではなくブリーダーではないかと話されました。
それを太鼓判ブリーダーさんに話したところ、憮然とされてしまいました。彼らは、ペットを乗せるときは必ず手回り品料金(280円)を支払い、足下に置くとのことです。そして鳴きだしたときはデッキへ移動して、ずっとあやし続けると断言されました。
調べてみると、JRでは規則上、旅客ひとりが使用できる指定券は1列車1枚と決まっていて、2枚目以上は無効になるとのことです。なので、指定席を隣同士で2枚買っておけばペットケージを置いていい、ということにはなりませんので注意が必要です。そもそも、地面に置くものをシートに乗せるということ自体、モラルが欠けています。
このようにペットを巡るマナーには、厳しい目が向けられています。飼っている人には普通のことでも、飼っていない人からすればストレスになることもあります。ペットとの共生社会とは、飼い主やペットと接する一人ひとりがモラルをもって、ルールを守ることから始まります。飼い主としての責任を理解し、「あんな飼い主になりたいな」と思われたいですよね。
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