家電メーカーも注目のペット業界 TICAのキャットショーに協賛
先日、東京都の中央区立産業会館でキャットショーが開催されました。開催したのは、TICA(The International Cat Association)に所属するエンジョイキャットクラブ(Enjoy Cat Club)で、25周年の記念ショーでもありました。当日は90頭ものたくさんの猫たちが集まり、会場も和気あいあいとした雰囲気でした。
TICAとは、1979年に設立された純血種および家庭猫(ハウスホールドペットキャット)の世界最大の血統登録団体であり、キャットショー公認機関としても世界最大級です。猫のスタンダードの保全管理を徹底し、その血統を後世に伝えることを最大の使命としています。現在、日本にはTICAに所属するキャットクラブが15団体あり、各クラブが国内登録猫の血統を管理し、繁殖された猫の正当な血統書を発行すると共に、年間30回程度のショーを開催しています。
TICAが公認する純血種には、すべてスタンダードというものが定められています。これは、その猫種がどういう容姿をしているべき猫なのかと詳細に決めているもので、使役目的ごとに交配が進められた犬と大きく違う点です。よってスタンダードに近い猫ほど誰が見ても魅力的で、一度は飼ってみたいと思える猫なわけです。
また、TICAのいう「血統優秀」とは高級猫ということではなく、スタンダードに近い猫が代々続いているということを意味します。つまりTICAの血統書を持ち、ショーに参加して高いタイトルを獲得した猫はスタンダードに近い猫であり、その家系もみなそういう資質を持つ猫であるということなのです。その保全管理はTICAの公認されたキャットショーに託されています。登録キャッテリーのブリーダーは、猫をショーに出陳することにより、TICAのジャッジの厳選なる審査を受け、よりスタンダードに近い猫を産出するために努力を続けているのです。ショーについては、以前に「猫の血統を考える」という記事でもご紹介しました。
また、ショーは単に優劣を競うだけでなく、ブリーダー間の情報交換の場でもあります。そこでは、国内に限らず海外の状況なども話題に上ります。その内容は、フードやサプリメントといった飼育に直接関係するものにはじまり、最近では、除菌・消臭、空気清浄機、掃除機といった猫たちと暮らす空間に必須なものまで多岐にわたります。
今回は、25周年の記念ショーということで、フードメーカーだけでなく、東芝ライフスタイルやcado(カドー)といった家電メーカーの協賛もありました。東芝は、「マツコの知らない世界」などテレビ番組でも有名な家電のプロ・藤山 哲人さんイチオシの掃除機を製造販売しています。ペトハピでも「ペット家庭向けに開発されている!? スティック掃除機」としてもご紹介しています。今回は、この夏に発売されたばかりのスティック型サイクロン式掃除機「トルネオV コードレス(VC-CL1500)」が大抽選会に登場しました。
cadoは、デザイン性の高い空気清浄機や除菌・消臭機、加湿器を製造販売しています。空気清浄機では、日本メーカーとして唯一、AHAM(米国家電製品協会)におけるCADR(クリーンエア供給率)の公開値で最高値を獲得するなど、世界No.1の性能を誇ります。除菌・消臭機では、次世代除菌・消臭剤「P’s GUARD」を使ったモデルもブリーダーの評価が高い製品です。今回は、スリムデザインの空気清浄機「LEAF」、小型除菌消臭器「PG-E10」、水素水生成器「AQUANODE」の3製品が大抽選会に登場しました。
さらに、 25周年大抽選会の目玉として 日本クルーズ客船が運航する豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」のクリスマスワンナイトクルーズの招待チケットが用意されていて、大いに盛り上がりました。
キャットショーは、参加するだけでなく見学も可能です。これから、各地でショーが開催されるので、興味のある人は訪れてみてはいかがでしょうか。ペットショップなどでは見ることのできない素晴らしい猫たちを目の当たりにすることでしょう。詳しくはスケジュールをご確認ください。
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