シニア期を迎えた犬の認知症と予防について
Q:認知症の予防に効果的なものはありますか?
A:脳を活性化させましょう!
犬の場合は若いころから散歩などに行き、さまざまな環境に慣れています。シニア期を迎えても変化を柔軟に受け入れることができます。認知症を予防するために、脳を活性化させる遊びや飼い主とのコミュニケーションなど、早期からの工夫が大切です。
・毎日の散歩コースや時間を変えてみましょう
新しい環境や犬に出会うことで、それが刺激となり、脳の活性化が期待できます。
・遊んでいるおもちゃに知育玩具を入れてみましょう
いわゆる頭の体操です。さまざまなものが販売されているので、簡単なものからチャレンジするとよいでしょう。
・マッサージなどはとても有効です
飼い主とのコミュニケーションは犬に安心感を与えます。特にマッサージなどのスキンシップはとても有効的です。硬くなった関節にも効果があり、血行もよくなるので、脳の活性化が期待できます。
Q:認知症の症状を教えてください。
A:認知症は動物病院での判別が必要です。
認知症は、老化による脳機能の低下により発症すると言われています。ほかの病気との判別が難しいので、次のようなサインが見られたら、かかりつけの動物病院で診てもらうことをオススメします。
- ふらふら歩くようになる
- ぐるぐる回るようになる
- 部屋の隅など狭いところに入って後退できなくなる
- 夜鳴きをするようになる
- 突然、甘えてくるようになった
- 突然、攻撃的になった
- トイレをよく失敗するようになった
Q:認知症になりやすい犬種は何ですか?
A:柴犬などの日本犬に多いと言われています。
どの犬種でも認知症は見られますが、特に柴犬などの日本犬や日本犬系の雑種に多いといわれています。その理由は明確になっていませんが、一説によると、急激な食生活の変化が原因ではないかと考えられています。
コメントを送信