子犬の成長は「神秘的」

太鼓判ブリーダーが犬たちとの暮らしをご紹介。ほのぼのした日常やブリーダーならではの話など、いろいろな日常をお届けします。今回はイタグレのブリーダーIG Ippuku Kennel/萩原京子さんです。

子犬の成長はとても「神秘的」です。

生まれ出た瞬間から母犬に向かって這っていき、口と前足を使って上手におっぱいを飲みます。そして、2週間くらいで目が開き、耳の穴ができ、イモムシのようなヨチヨチあんよを開始します。3週間でお食い初め(ふやかしフード)をして、同日中にウ~ンとふんばって初うんちをします。

その後の成長はこんな感じです。

・小さい歯が前から順番に生え始めます。
・キューンと子犬鳴きをするようになります。
・イタズラっぽいことを始めるようになります。
・人間の抱っこを喜ぶようになり、抱っこしてと寄ってくるようになります。
・ヨチヨチ歩きがしっかりした足取りになり、走り始めます。
・子犬同士取っ組み合いしながらじゃれあいます。
・「ワン!」と言えるようになります。
・おもちゃで遊び始めます。

これで約1カ月です。

ちゃんと順番が決まっていて、日取りもほとんど変わりません。たった63日間の妊娠期間中、母犬のお腹の中でそれもつくり上げてくるのです。

足腰がしっかりしてくるには日数を要しますが、 多くの行動はある日いきなり始まります。

「あさおきたら みんなで おもちゃで あちょぼー!」

「ちょーだ! ちょーだ! ちょーちよぉー!」

わたしの就寝中に、小さい頭をくっつけあって打ち合わせでもしているのでしょうか?