健康をキープするためには体脂肪をためるな!
加齢とともに基礎代謝は下がっちゃうし、脂肪の代謝を促す女性ホルモン(エストロゲン)だって減っちゃうし、運動する暇もないし、ストレスで食べちゃうし、そりゃ余分な脂肪くらいつでしょ!って言うのも無理はない。
腸内細菌的に、太っている人と痩せている人では腸管内に住んでる細菌の種類がかなり違うことが研究で明らかになっている。2006年に「Microbial ecology:human gut microbes associated with obesity」というタイトルで米ワシントン大学の研究グループがNatureに発表した研究では、太ってる人は“やせ菌”(バクテロイデス門に属する菌)が少なく、“デブ菌”(ファーミキューテス門に属する菌)が多かったことが報告している。
さらに太ってる人が低脂質食、低糖質食いずれかの食事療法で減量すると、太っていない人の腸内細菌のバランスに近づいたという。そのカラクリは、“やせ菌”は食べたものを代謝するとタンサ(短鎖)脂肪酸というスーパー物質を産生する。
このタンサ脂肪酸が余分な脂肪がたまっちゃうのをシャットアウトし、基礎代謝をグングンあげて食欲を抑える効果(“やせホルモン”であるGLP-1や食欲抑制ホルモンであるPYYをドバドバ出す)によって太りにくい体をキープしやすくなるということ。
健康体質をつくるには、腸内にいる”やせ菌”に活躍してもうことが大切なんですね。
このコラムでは、今後はヒトの健康情報にも拡大していきます。私たち飼い主が健康過ごすことができれば、きっと愛犬や愛猫も健康で楽しく暮らしてくれることでしょう。
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