あなたは犬派? それとも猫派? 昨年の飼育頭数はほぼ並んだ状況に

ペットフード協会は、2015年度の犬と猫の飼育実態調査の結果を公表しました。猫が犬の飼育頭数を上回るという予測もありましたが、犬が991万7000頭、猫が987万4000頭という結果となっています。

4年連続減少の犬は1000万頭を割る。猫は微減の横ばい傾向

犬は2012年以降、4年連続の減少となり、遂に1000万頭を割りました。1310万1000頭だった2008年のピーク時に比べると、約24%減少しているとのこと。さまざまな要因が関係していますが、高齢化の問題に加えて、若い世代や高齢者のひとり暮らしが増加するなど、日本の人口動態の変化がもっとも大きな理由だろうと分析しています。

猫は昨年よりもやや減少していますが、ここ数年、ほぼ横ばいの状態です。「散歩が不要」「留守番ができる」「犬よりも食費がかからない」など、お世話の負担が少ないことをはじめ、晩婚化や女性の社会進出、「拾った」「もらった」という入手経路が昔から変わらないことが理由だとの見解です。今後は、猫が犬の飼育頭数を上回るだろうとも予測しています。

これは日本に限った話ではなく、海外の先進国でも同じトレンドで、猫の飼育頭数は伸びているとのこと。

犬猫ともに平均寿命は伸びている

こちらは飼い主としては、うれしい調査結果です。犬の寿命は全体で14.85歳、猫の寿命は全体で15.75歳と、昨年よりも伸びています。犬猫ともに4年前と比較すると、1歳以上伸びています。

犬猫ともに室内飼いが主流となっているのが理由です。犬の場合は「室内のみ」と「散歩・外出時以外は室内」の合計が78.9%、猫の場合は「室内のみ」と「散歩・外出時以外は室内」の合計が82%となっています。ただ、寿命が伸びる一方で、犬猫どちらも年齢が7歳以上がいちばん多く、人間の世界と同様に少子高齢化が進んでいます。

そのほかの調査結果についても、また後日にご紹介します。