【犬飼いTIPS】お宅では雨の日に散歩に行く? それとも行かない?
秋の訪れを感じる今日この頃ですが、なんだか雨の日が多いように思います。雨の日の愛犬の散歩はどうしていますか? 「愛犬が雨に濡れるのでかわいそうで行かない」「風邪をひかせるのではないか」「雨でも気分転換が必要なので行く」「防水の洋服を着せて行く」など飼い主によってさまざまな考えがあることでしょう。今回は雨の日の散歩についてのお話です。
雨の日でも散歩に行くは44%、行かないが56%
2019年にウェザーニュースが行ったアンケートによると、犬を飼っている人のうち「雨でも散歩に行く」は44%、「雨だと散歩に行かない」が56%となり、行かない飼い主のほうが多いことがわかったそうです。
雨でも散歩に行くと答えた飼い主の理由としては、「雨でも散歩に行きたがる」「外でしか排泄しないので」などが多く、散歩に行かないと答えた飼い主の理由としては、「濡れるのを嫌がる」「散歩の後の手入れが大変」などが多くあがりました。
また、アイペット損害保険が行った調査では、犬の大きさや飼育環境などによって散歩の優先度が異なることがわかったとしています。中・大型犬(体重12kg以上)の飼い主の場合は「天候に関わらず行く」という回答がもっとも多く、小型犬(体重12kg以下)の飼い主は「雨の日は散歩に行かない」という回答が最多となりました。
中・大型犬の場合にはその大きさゆえに、室内でなかなか思うように遊ばせることができません。そのため散歩に行かれないことへのストレスが大きいのではなかいかと考える飼い主が多いようです。一方、小型犬の場合には室内でも十分に走り回ることができるため、無理に散歩に行かなくてもと飼い主が考えるようです。
天気予報で散歩のチャンスをうかがう
雨の日が続いて愛犬の散歩が十分にできない際には、「愛犬にストレスが溜まるのではないか」と心配になる飼い主も多いことでしょう。しかし、雨の日でも小降りになったり、やんだりする時間があります。最近の天気予報はとても便利になっていて、「〇分後に雨が降ります」「○分後に雨がやみます」など教えてくれるものもあります。そのような天気予報を活用して散歩のチャンスをうかがうのもひとつの方法です。
雨の日の散歩の工夫
「雨の日は散歩に行かない」という飼い主さんがいる一方で、さまざまな工夫をしながら散歩に行く飼い主も多くいます。愛犬が雨の日の散歩を嫌がらないようであれば、試してみるとよいでしょう。
ぺットに雨避けの洋服を着せる
ペット用のレインコートや防水加工された洋服が、数多く市販されています。ペットの体型に合うようにオーダーメイドもできるので、雨の日でも濡れずに散歩することができます。
散歩の時間を短縮する
いつもよりも短い散歩であっても、外に出ることはストレス解消になります。また、雨がやんだ隙に散歩に出る場合には、いつまた雨が降るかわかりません。自宅周辺をクルクルと何度か周り、雨に備えるのもひとつの方法です。
散歩コースを工夫する
例えば自宅近くに高架下などがあれば、そこまでクルマで移動して雨に濡れずに散歩を楽しむという方法があります。歩道があるトンネルも雨の日の散歩コースとしては最適です。日ごろから雨に濡れずに散歩できる場所を探しておくとよいでしょう。
帰宅後に念入りにケアをする
雨に濡れた際には、タオルでしっかりと拭いて、汚れを落として、乾かすことが大切です。泥汚れがひどい場合には、タオルで拭いてもなかなか落ちません。シャンプーで洗い流すことをオススメします。
撥水加工のある防水スプレーをかける
散歩に出る前に撥水加工のある防水スプレーをかけると、散歩後のふき取りが楽です。舐めたりしても大丈夫なペット用を使用するようにしましょう。
長靴を履かせる
ペット用の長靴が市販されています。足の汚れを防ぐことができるので、とても便利です。いろいろな素材やデザインがありますので、愛犬に合うものを選びましょう。
バギーに乗せて地面を歩かせない
小型犬であれば屋根付きのバギーでの散歩もオススメです。雨にも強い防水のバギーが市販されていますので、そのようなものを選ぶとよいでしょう。
雨の日は飼い主と遊んでストレス解消
雨の日は散歩に行かないという場合でも、何かしらの方法で愛犬のストレスを解消してあげる必要があります。室内に遊ぶための安全なスペースを確保するなど、日ごろから環境を整えておきましょう。犬は飼い主と遊ぶことが大好きです。コミュニケーションを取れるような遊びで、散歩と同じだけの時間を愛犬とともに楽しみましょう。普段のおもちゃではなく、雨の日用の特別なおもちゃを用意しておくのもひとつの方法です。
また、散歩に行かない場合には消費カロリーが少なくなります。散歩に行けなくてかわいそうだからとおやつをたくさんあげるのは、愛犬の健康を考えるとマイナスです。肥満や偏食に繋がります。運動量が少ない場合には食事の量を減らすなどして、愛犬の健康維持に努めましょう。
まとめ
犬を飼っている人のうち「雨でも散歩に行く」は44%、「雨だと散歩に行かない」が56%で、小型犬になるほど行かない傾向であることがわかりました。散歩に行く場合には、飼い主が愛犬のためにさまざまな工夫をすることで、雨でも楽しく散歩ができそうです。散歩に行かない場合には、飼い主と愛犬がコミュニケーションを取れるような遊びを室内で行い、愛犬のストレスを解消してあげましょう。