【猫飼いTIPS】猫が噛むのはなぜですか?

寝ているときの子猫は、まるで妖精のようです。その寝顔は、この地球上でもっともかわいいといっても過言ではないくらいです。しかし、起きているときは、まるで小さな怪獣や忍者のように、何の前触れもなくあなたの足や手を襲い、次のターゲットが誰かを告げることもありません。

しかし、なぜ子猫はあなたを襲うのか、どうしたら猫が噛むのを止めてくれるのでしょうか。今回は、子猫の甘噛みについてのお話です。

どうして子猫は私を噛むの?

子猫は社会的な遊びの一環として噛むのです。もし、あなたの子猫が噛むなら、それは発育上は正常な行動なのです。通常、子猫は兄弟たちと一緒に遊ぶときに、お互いに噛み合ったり、口を使って周囲を探ったりします。

もし、子猫が相手を強く噛むと、兄弟や 母猫がその行動を正し、子猫に口の使い方を教えます。しかし、母猫や兄弟、仲間から離れて育った子猫は、それらを学習しないまま成長します。私たちは、彼らのように噛み返すことができないので、代わりに適切な噛み方をするようにしつけする必要があるのです。

子猫が噛まないようにするにはどうしたらいいの?

子猫が噛む行為は、成長のうえで自然なことです。しかし、それをそのままにしておくと大人になってから噛み癖のある猫になってしまい、問題も多くなります。ですので、子猫のうちに、噛まないようにしつけをするのがいいでしょう。以下に、一般的な方法をご紹介しましょう。

【手をおもちゃにしない】
遊びの時間に噛まれないようにするには、自分の手を遊びに使わないようにすることです。子猫が興奮しているときに、くすぐったり、格闘したりしないようにします。また、手をおもちゃなどのように攻撃対象にしないようにしましょう。

【手から遠ざける】
遊びの最中に噛まれたら、はっきりと「ダメ」と言い、噛むのに適切なおもちゃを提供しましょう。猫じゃらしなどのおもちゃを使って遊んでいるときに、手を離すようにします。同じようにエキサイトしてきたら、お腹におもちゃをこすりつけて、そちらを噛むように促します。

【興味をなくさせる】
子猫に噛まれたときは、すぐに遊びを中断しましょう。フリーズして無視すると、子猫はあなたに興味がなくなり、あなたの手から離れていきます。大声を出したり、強くしかったりすると、子猫はあなたを怖がるかもしれませんのでやめましょう。

本気で噛んで痛い場合もあります。当然、振り払おうとすると思いますが、興奮するような反応をせず、冷静に対処しましょう。

部屋を出てしまうこともよいし、単に遊ぶのを止め、落ち着くのを待って再度、触ったり遊んだりします。また噛むようになったら止めましょう。その繰り返しによって、だんだんと学んでいきます。

【しつけに一貫性を持たせる】
猫が噛まないように教えるには、一貫性を持たせることが大切です。家族の人たちも同じルールに従うようにしましょう。家族にも同じルールを守らせるようにします。一貫性を持って指示を出せば、やがて子猫はストーカー行為や噛みつき行為をやめるようになるでしょう。子猫があなたの後をついてきて、噛んでいないことに気づいたら、必ず褒めて、特別なおやつをあげましょう。

子猫と遊ぶことを日課にすれば、鋭い牙を使わずに注意を引く方法が身につくでしょう。