服についたペットのニオイ、気づいていないのは飼い主だけです!
間もなく冬がやってきます。12月初旬ともなると暖かいニットが活躍するようになり、コートなど厚手の上着を羽織る機会が増えてきました。私の住む信楽(滋賀県甲賀市)は “南の北海道” と言われるくらい、気温が低くなることで知られていますので、すでに外出の際には完全防備です
ペットジャーナリストとしてテレビなどにも出演させていただいたり、取材等でたくさんの方にお会いする機会もあるので、この時期は服に付着するニオイにも気を遣います。そんな私が、普段どのようなニオイケアをしているのかご紹介したいと思います。
我が家のニオイ対策
我が家はメインクーンのキャッテリーで、15頭の親猫たちがいます。またその他に愛犬も2頭います。愛猫たちは3つの部屋でそれぞれ自由に暮らしています。愛犬たちも自分の部屋はありますが、基本的に1Fを自由に行動しています。室内はエアコンのほか、空気清浄機と低濃度オゾン除菌消臭器を稼働させています。
子猫の見学など来客もあるため、室内の空気環境には気を使っています。室内に入ったとたんに、嫌なニオイが充満しているような状況では、「お客様を気持ちよくお迎えできない」からです。
しかし、どれだけ気を使っていても、犬や猫などのペットと暮らしていると少なからずニオイはつきます。我が家の壁のほとんどは漆喰なのでニオイの付着はないのですが、カーテン、ソファ(布製)、ベッドなどにはニオイが付着します。
衣類用消臭スプレーや塩素系薬剤は使わない
テレビCMでよく目にする衣類や布製品用の消臭スプレーは使っていません。ペットがいるので、よく分からない化学物質が入っている薬剤を使いたくないからです。もちろん、アルコール(エタノール)を含むものは論外です。また、彼らは香りに敏感なので、いくら私たちにとって清涼感があるものでも香りがあるものは避けるようにしています。
また、以前は使用していた次亜塩素酸や二酸化塩素といった塩素系の薬剤も使いません。デリケートな素材を傷めてしまったり、漂白する可能性があるからです。また、いくら人体に影響がないといっても、私たちよりも小さい彼らに100%安全とは思えなかったからです。それに、金属製品を腐食させてしまうので、常に電化製品が稼働している我が家では悪影響を及ぼすことがあったからです。
盲点は衣類のニオイ
衣類、とくに冬物の厚手のコートやセーターなどにはニオイが付きやすいです。Tシャツやカットソーなどのように頻繁に洗濯できないということもあります。また、礼服なども1度しか着ていない場合は、部屋干ししてそのままクローゼットに収納することもあります。子供のいるご家庭では、毎日着用する制服などは頻繁にクリーニングに出すことはできないでしょう。
そんなときに便利なのが「衣類スチーマー」です。スチーマーというと、シワ伸ばしのイメージが強いと思います。シャツについたシワがスーっと簡単にとれるようなテレビCMが頻繁に流れます。しかし、個人的な使用感ではシワをとるのは難しいなぁと感じていました。ウール素材のコートやジャケット、ニットなどのシワには効果がありますが、綿や麻といった天然繊維の場合にはアイロンのほうが早くきれいにシワが伸びます。なので、私はスチーマーを消臭のために使う場合が多いです。
「La・Coo-S(ラクーエス)TAS-X6」を愛用するワケ
実は私、以前から東芝のアイロンの愛用者なのです。掛け面のコーティング(当時はボロンコートだったかな)が素晴らしくて、滑るように軽くアイロン掛けができます。また、アイロンの先端が尖っている「楽がけライン」。シャツのボタン周りなど細かい部分にスルっと入り込んでシワを伸ばしてくれるんです。いまも現役で活躍しています。
そうそう、国産初のアイロンは100年以上前の1915年に東芝が発売したものだと皆さんはご存知ですか?まさにアイロンのルーツですよね。そんな東芝が発売している衣類スチーマー「TAS-X6」はいまの私のお気に入りです。その理由が以下の3点。
▶コードレスで軽い
コートやジャケット、ニットなどはハンガーに掛けて生地にスチームを当てていきます。その際にコードがあると大変です。衣類を吊るす場所とコンセントが近ければ問題ありませんが、そうでない場合は延長コードなどが必要です。
本体も0.7㎏程度なので、ペットボトルを持っているようなものです。取っ手も女性の私でもしっかり握れる太さで、ラウンドしているので持ちやすい形状です。左右120°まで傾けてもしっかりスチームが噴射されるので、男性のコートやジャケットなど大きな衣料でも掛けやすいです。
▶スチームが多い
コード付きで1分間に約20g、コードレスで約14gのスチームを噴射します。この量が多いのか少ないのかピンとこないと思いますが、販売されているスチーマーの中では最も多い量のカテゴリになります。実際にスチーマーを選ぶときには、10g/分以上が推奨されています。 スチームの量もさることながら、スチームの広がりにも特長があります。掛け面全体に穴(スチーム孔)が14個もあるので、まんべんなくスチームが噴射されます。なので、何度も往復させることなく衣類にスチームを当てられます。
また、高温・中温にくわえて、低温でもスチームが出ます。ですので、シルクなどの天然繊維、レーヨンやアクリルなど熱に弱いデリケートな合成繊維の衣類にも安心して使うことができます。 ちなみに、水を入れるタンクの容量も115㎖と大容量です。途中で何度も注水することなく使用できます。 そして、スチームのボタンが改善されたのが嬉しいポイントです。これまで使用していたスチーマーは、スチームを出すときには、ずっとレバーを引き続けなければならず、けっこう手や指に負担がかかっていました。「TAS-X6」は、ワンプッシュすれば、1分間大容量のスチームを噴射し続けてくれます。これは、本当に便利で “楽~” になりました。
▶アイロンとしても使える“1台2役”
これ、私には重要です。前述したとおり、天然素材の衣類はスチームだけだと時間が掛かったり、仕上がりに物足りなさを感じることがあります。そんな時に、しっかりアイロンできるのは嬉しいです。掛け面もシルバーセラミックコートなので、滑りもよいです。 スチーム量も通常のアイロンと遜色ない量なので、しっかりシワを伸ばせます。筐体が小さいので男性のドレスシャツをかけるは通常のアイロンのほうがよいのですが、女性モノは立体縫製になっているものが多いので、かえって小型のほうが掛けやすいです。 さらに、「TAS-X6」の特長でもある先端のとんがり「楽がけライン」は他にはない便利ポイントです。ボタンの周りなど、狭い部分を楽にアイロンがけできます。隠れる部分と侮るなかれ!最近は男性でもノーネクタイで第1ボタン(人によっては第2ボタン)を外している人が多いようです。ここがピシッとプレスされていると、できるビジネスマンに見えますよ。
いろいろ使える「TAS-X6」
私は、愛犬のソファも定期的にスチーマーをかけています。ペットベッドやクッション、洋服などは洗濯できますが、ソファは洗えません。なので、まず掃除機で抜け毛やゴミを吸い取り、そのあとに天然由来成分の除菌消臭スプレーをかけ、最後にスチーマーで仕上げます。
スチームケアした後は自分たちのニオイがなくなるのか、いつも愛犬たちはまずニオイをくんくんとかぎます。その儀式のあとにやっとソファに座ります。新しいものや洗濯後のものが好きな我が家の愛犬たち。こころなしか、その表情も満足げです。
まとめ
「ちょっとまって!あなたの服ニオイますよ!!」
常に身だしなみに気をつけないと、ペットと暮らしていることは服のニオイで分かります。特に冬場は要注意です。同じ飼い主であればそれほど気にならないかもしれませんが、飼っていない人からすると必ずしも許容できない可能性もあります。とりわけ、電車内など密集では際立ちます。
もちろん、ペットのいない家庭でも衣類スチーマーは便利です。冬場はひんぱんに窓を開けて換気できないので、ニオイもこもりがちになります。タバコのニオイ、鍋や焼き肉など料理のニオイなど、いろいろなニオイが衣類に付着します。そのような時には、サッとスチームをあてるだけで、ニオイ、雑菌、さらには花粉を不活化してくれます。
また、消臭だけでなく除菌も期待できます。新型コロナウイルス感染症の流行が記憶に新しいですが、会社や学校から帰宅した後のコートやスーツ、制服などの衣類をスチームケアすることで、風邪やインフルエンザ対策にもなりそうです。
気温が低くなり空気が乾燥する季節、皆さんも衣類スチーマー「TAS-X6」で、ニオイ・ウイルス対策をして愛犬・愛猫と快適に暮らしましょう!