犬のうんちを検知するためにロボット掃除機「ルンバ」を訓練した話

先日、家庭用清掃ロボットの設計開発を行う米国のiRobot社が、犬の糞を検知させるため100個以上の疑似うんちを作って新型ルンバを訓練していたという記事が目にとまりました。思わず笑ってしまったのですが、私の知人は愛犬のうんちを回収してしまったルンバの被害者で、帰宅したらルンバも部屋も大変なことになっていたという話を聞いていたので納得しました。

そこまで努力をするということは、よほど犬のうんち回収に対してのクレームが多かったのでしょうね。自動で家中をお掃除してくれる「Roomba(ルンバ)」は、特に留守中に稼働させる方が多かったようで、飼い主の留守中にトイレを失敗した犬のうんちを「あっ、ゴミだ!」と判断して回収したのでしょう。あぁ、想像するだけでも恐ろしい……。

しかし、新型の「j7」と「j7+」で、ついに犬のうんちを避けて稼働するようになったそうです。うん、良かった。しかし、技術者たちの努力は凄まじいほどで、「100個以上の疑似うんちをつくり、ウン万回以上の機械学習で訓練をした」とCEOのコリン・アングル氏が力説したとか。

そうですね、犬のうんちは形が決まっているわけではないので、そのモデルをつくるだけでも大変ですよね。技術者たちはその期間、街で見かけた犬のうんちの画像を撮りまくっていたかもしれませんね。この様子はYouTube(英語)で公開されています。

飼い主はこれでもう悲鳴をあげることはないかもしれませんが、そもそも犬のうんちは固形だけではないですよね。下痢などの場合はどうなのでしょう? ニオイセンサーなど別の方法で避けるのかな? もし、「j7」と「j7+」を購入した飼い主さんがいたら、そのあたり教えてください!