「植木の里親」活動には愛が溢れているなぁ

先日、「植木の里親」活動についてニュースで紹介されていました。持ち主が手放すことになった観葉植物や植木を、無料で次の引取り手に仲介するという取り組みをしている方がいるそうです。

東京都八王子市で造園業を営んでいるそうで、きっかけは家を建て替える人から庭木の伐採を頼まれたことだったとか。「亡くなった主人が大切に育てていた木なので本当は伐採したくない」と聞き、その造園業の方は「では私が大切に育てます」と堀り取って持ち帰ったそうです。その後も伐採前に聞き取りをすると、ほとんどの方が、誰かに引き取ってもらいたいと希望しているのがわかったそうです。

こうして「植木の里親」探しの活動が本格化。すると、里親さんから元気に植木が育っている画像が届くようになり、元気に育つ様子を元の持ち主に知らせると、嬉しそうな喜びの声が届いたといいます。「植木を助ける」「命を繋ぐ」ことが、この造園業の方のやりがいになっているそうです。

私はこのニュースを見てとても心が温かくなりました。愛が溢れているなあと思いました。命あるものを助け、命を繋ぐ。とても大切なことです。庭木ひとつをとっても、そこには植えた人の思いがあります。記念樹として植えたものであったり、大切に育てていたのであればなおさらでしょう。

「植木の里親」活動は元の持ち主も、里親も、みんながHappyで繋がっているように思います。造園業の方がそれぞれの思いを暖かい気持ちで受け止めて、それぞれに運んでいるのですね。だからこそ、造園業の方もやりがいを感じて、Happyなのだと思います。

私も仕事柄、飼えなくなった猫の里親探しをすることがあります。里親を探すにいたった経緯はさまざまで、そこにはもちろん、いろいろな思いが存在します。そんな思いを汲みながら、里親に託しています。元の飼い主、里親、そして猫たちみんながHappyでいられるようにサポートしていけたらいいなぁと、あらためて感じたのでした。