逃げ出したペットのヘビ、無事に見つかってよかったね
神奈川県横浜市で飼われていた体⻑およそ3.5mのアミメニシキヘビが逃げ出してから2週間が経ち、神奈川県警らの捜索が打ち切られた翌日に飼い主のアパートの屋根裏で無事に見つかり、ヘビは保護されました。近隣住民の方はやっと安堵したと思います。最悪の事態にならずに、アニメニシキヘビも生きたまま保護されて本当によかったと思います。
今回の件を受けて、横浜市は特定動物を飼うほかの飼い主30人のヘビやワシ、サーバルキャットなど55頭の立ち入り調査を行い、飼育設備の鍵の強度などの確認や注意喚起を行うようです。飼い主の責任等についても啓蒙していくとニュースで伝えられていました。ペットとして飼うことが禁止された特定動物もいるので、管理が徹底されることを願います。
もう10年以上も前ですが、爬虫類好きの知人ブリーダー宅へ遊びに行ったことがありました。ヘビとトカゲを飼っていると聞いていたので1匹ずつかと思っていたのですが、家に入ってびっくり。部屋の一角がビニールハウスのようになっていて、そこにマンションのように飼育ケースが並んでいました。温度も湿度も高く、その一角だけは熱帯雨林のようでした。飼育している数を聞くと、ヘビが15匹、トカゲが10匹。どちらも1種類ではなく、いろいろな種類のヘビやトカゲがいました。飼育ケース(食品を保存するタッパーのようなもの)から出して見せてくれたのですが、大きいものでヘビは体長1.5m、トカゲは70cmくらいでした。
動物園などでガラス越しに見たことはありましたが、直接見るのは初めてで、爬虫類が苦手ではない私でも心臓がバクバクするのを感じました。爬虫類が好きは、このようにたくさん飼っている人が多いそうです。友人宅の冷凍庫のなかに冷凍マウス(ヘビのごはん)がたくさん並んでいました。「ヘビはよく逃げ出す」と語っていたのを今回のニュースを見て思い出しました。部屋の外に逃げ出すことはなかったようですが、度々飼育ケージからは脱走していて、猫たちが興味津々で追いかけていたそうです。
わが家の愛猫たちは、ドアや引き戸を音もなく上手に開けます。気が付くといつも過ごしている部屋に全員いないこともしばしば。換気のために窓を開けて網戸にすることもあるので、開けて出てしまわないように、別の鍵を付けています。また、網戸も破らないように、手前にスチールの格子柵を設置しています。
愛犬たちもサークルだと飛び越えてしまうので、留守番時には屋根のある頑丈なケージに入ってもらっています。最近はカギを開けることを覚えてしまったので、扉を結束バンドで止めるようにしています。外出して帰ってくると愛猫や愛犬が思いもしない場所にいたり、悪戯をしていたりしたので、どうやって部屋やサークル、ケージを抜け出しているのか、どうやって悪戯をしているのか、その真相を知りたくてカメラを設置しました。
愛猫も愛犬も私が想像できない方法で抜け出し、さまざまな悪戯をしていました。それは本能的でもあり、知能的でもあり、また、人間で言う「火事場の馬鹿力」を発揮していました。カメラのおかげで、それらの対策を考えることができたのです。
飼い主の留守中にペットが何か問題を起こしているのなら、まずそれがどうして起こっているのかを知る必要があります。今回のアミメニシキヘビのように逃げ出してからでは遅いので、事前に対策を練ることが大切だと思います。普段の様子をカメラで見ていれば、問題が起こりそうな兆候に気が付くのではないでしょうか。特にひとり暮らしの方人にはカメラの設置をオススメします。
逃がしてしまうことは飼い主の責任が問われるとともに、逃げたペットにも辛い思いをさせることになります。生活環境が突然変わり、まして自力で食べ物を探す術も知らないペットにとって外の世界は過酷としか言いようがありません。命を落としてしまうこともあるでしょう。愛するペットのためにも逃げ出すことのないように、しっかりと対策をしておきたいですね。
コメントを送信