戌年にちなみ、東京国立博物館が「博物館に初もうで」を1月2日から開催

東京国立博物館(トーハク)は、2018年も1月2日から開館し、お正月の恒例企画「博物館に初もうで」を行います。2018年は「戌(いぬ)」年ということで、干支にちなんで犬を表した作品の特集展示「博物館に初もうで 犬と迎える新年」を開催します。

博物館に初もうで

犬は、世界中でもっとも古くから人に飼われていたと考えられる動物で、さまざまな民族の文化に影響を与えました。この展示では、2つのテーマで犬と人とのかかわりを紹介します。「いぬのかたち」では、日本人に愛されてきたかわいらしい子犬や、珍しい異国犬の造形をご覧いただけます。一方、「いぬとくらす」では、つねに人とともにあった犬の文化史的な意義をテーマとして、中国絵画に描かれる田園における隠逸(いんいつ)生活の友として、あるいは浮世絵にみられる都市の雑踏に寄り添う存在としてなど、絵画に表された犬の姿を展覧します。

円山応挙筆「朝顔狗子図杉戸」

歌川広重筆「名所江戸百景・高輪うしまち」

そのほか、新春特別公開では国宝や重要文化財や、新春にふさわしい吉祥模様を表した名品の展示を行います。

国宝「釈迦金棺出現図」

重要文化財「鳥獣戯画断簡」

また、1月2日(火)・3日(水)には、獅子舞など、日本の伝統的なお正月のイベントを開催するほか、先着3000名に2018年カレンダーがついたワークシートが配布されます。

お正月気分を盛り上げる獅子舞

戌年の2018年の年始は、トーハクでワンダフルな新年をスタートしてみてはいかがでしょうか。

「博物館に初もうで」
期間:2018年1月2日(火)~1月28日(日)
開館時間:9:30~17:00(金・土曜日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日、2017年12月26日(火)~2018年1月1日(月・祝)
※1月8日(月・祝)は開館、1月9日(火)は休館。
観覧料:一般620円、大学生410円 ※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。