猫は犬と仲良くなれるの？

「わが家には犬がいるのですが、子猫を迎えても仲良くなれるものなのでしょうか？」という質問をよく受けます。猫の社会化期は生後3～12週くらいといわれていて、この時期に接触した相手に対して愛着を持つとされています。その相手は人間に限らず、犬やウサギ、モルモット、鳥など、ほかの動物とも仲良くすることができます。

その時期を過ぎてしまうと、仲良くなるには時間がかかる、あるいは仲良くなるのは難しいと言えます。もちろん個体差がありますので、チャレンジしてみる価値はありますが。

わが家にはウイペットという2頭の犬がいます。猫たちと直接に接することはないのですが、子猫の新しい家に犬がいる場合には、社会化期に入ってから子猫と犬たちをフェンス越しに対面させるようにしています。メインクーンの成猫がいくら大きいといっても、中型犬の大きさはありませんので、犬の大きさにまず慣れてもらいます。お互い初対面でも怖がることもなく、友好的な態度を見せます。この方法はかなり効果的らしく、新しいお家に行って先住犬と対面しても怖がらずに接していると報告を受けます。

もちろん、双方の気質も関係しますが、社会化期の子猫を迎えれば、ほとんどの場合は犬と仲良くなれるものです。犬はとても友好的なので、たまに度が過ぎることがあります。その場合は猫が上に急いで避難するので問題にはなりません。我が家ではそんな時、残念そうに上を見つめる愛犬を、愛猫は優越感に浸りながら高みの見物をしていますが……（笑）