愛犬・愛猫の幸せのために必要なことを考えたフード「Wish」
日本特有の気候(四季)、住環境、生活環境等を念頭に置き、日本専用のオリジナルフードとして開発された「Wish」。愛犬・愛猫が幸せに過ごしていくために、必要なことを存分に取り入れてつくられています。その起源には創業者の熱い想いが込められているのです。
質の高いペットフードを求め米国へ
創業者であるパーパスの河野社長は、20代のころにペットフードや用品を扱う問屋で営業をしていました。自分が販売するペットフードは、当時ではまだ数少ない米国産の高品質なフードであったため、自信を持って紹介していたのです。その後、30代半ばでそのペットフードの販売を引き継ぐために起業しました。しばらくは順調だったのですが、本国でメーカーが大手に買収されたことによりペットフードの質がどんどん下がっていきました。「これでは自信を持って販売することができない」「愛犬や愛猫においしく食べてもらうことができない」と、すぐに渡米。アメリカ同時多発テロ事件で混乱するなか、新しいペットフードを求めて、あらゆるメーカーや問屋を巡りました。
そんななか、オリジナルフードを製造するという機会に恵まれます。「オリジナル商品ならばつねに高品質を保つことができる」と考え、すぐにフードの製造を視野に動き始めたのです。そうして誕生したのが「ホリスティックレセピー」というフードでした。愛犬・愛猫の健康を考え、抗酸化物質として脳の活性化にも効果があるというカテキン(宇治の緑茶から抽出)をフードに取り入れたのです。このフードをより多くの人に知ってもらいたいと、社員が一丸となって奔走したのでした。
その後、研究が進むにつれて、肉食動物である犬や猫はエネルギーを脂質とたんぱく質から摂取するため、穀物を消化しにくいということがわかってきました。ペット先進国は次々に穀物(小麦、とうもろこし、米などの穀物全般)不使用の「グレインフリー」ペットフードを製造するようになります。その情報をいち早くつかんだ河野社長は、新しいフードの製造を考えます。しかし、まだ日本にはグレインフリーが浸透していない。そこで2年間、じっくりと構想を練りながら、その浸透を待つことにしました。そうして、誕生したのが「Wish」だったのです。
愛犬の要望に応える豊富な種類
「Wish」のドッグフードは、“優れた栄養バランスと厳選された良質な原材料により、愛犬がいつまでも健康で元気に長生きすることを願う”をコンセプトに誕生しました。雑食であるといわれる犬ですが、もともとは肉食であり、穀物の消化が苦手な動物です。グレインフリー(穀物不使用)にすることにより、犬の消化吸収を助けるなど胃腸に配慮することができるのです。そのほか、「Wish」には愛犬の健康を考えたいくつかの特徴があります。
<食物アレルギーに配慮>
鹿肉・ホワイトフィッシュ・七面鳥肉以外の肉原料、穀物(小麦・大麦・米・トウモロコシなど)、卵、乳製品は使用していません。
<おなかの健康維持>
消化性に優れた良質の原材料を厳選して使用することにより、おなかの負担を減らしています。
<被毛・毛艶の健康維持>
原材料のサーモンオイルや亜麻仁には、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。「健康によい油」といわれるオメガ3脂肪酸が多いこれらの原材料を使用することで、皮膚と毛艶を健康に保ちます。
<合成保存料・着色料・人工香料不使用>
合成保存料・着色料・人工香料は一切使用していません。
<厳選された野菜&果実を使用>
厳選された複数の野菜と果実には、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。
<キレート化ミネラルで高吸収>
ミネラル本来の吸収率はそれほど高いものではありません。しかし、キレート化(=アミノ酸との結合体)されることにより、別の入口からも簡単に吸収されるようになり、吸収効率が高くなります。単体のミネラルをたんぱく質で包むことで、ミネラルの吸収性を高めています。
<タウリン配合で健康に配慮>
2019年、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、グレインフリーフードを食べ続けることで拡張型心筋症を起こす可能性があると発表しました。しかし、その因果関係やグレインフリーフードが原因なのかは、まだ判明していません。万が一に備えて、タウリンを配合することで、健康に配慮しています。
「Wish」のドッグフードは、これらの特徴をベースとして、さまざまな愛犬の要望に応えられるようなラインナップを揃えています。なぜなら、同じ犬種であっても、同じ年齢であっても、それぞれ個体差があり、犬種別、年齢別のフードでは、それぞれの愛犬が持つ悩みや要望には対応できないと考えているからです。そのラインナップは全7種で、AAFCO(米国飼料検査官協会)の必要栄養所要量の基準を満たしたバランスの取れたドッグフードです。
「ワイルドパピー」(子犬・妊娠犬・授乳犬・嗜好性の高い成犬用)
Wishシリーズでもっとも肉量の多い製品で、高たんぱく(32%以上)を維持。猪肉・魚肉・七面鳥肉と複数の動物性たんぱく質を使用することで、アレルゲンの分散を図っている。じゃがいも不使用で、芋類のアレルギーにも配慮している。消化吸収に優れた栄養価の高いヤギミルクを配合し、子犬の成長を促す。
「ワイルドボア」(1歳から)
Wishシリーズで最も肉量の多い製品で、高たんぱく(32%以上)を維持。猪肉・魚肉・七面鳥肉と複数の動物性たんぱく質を使用することで、アレルゲンの分散を図っている。じゃがいも不使用で、芋類のアレルギーにも配慮している。
「ターキー」(1歳から)
七面鳥肉が主原料で、それ以外の肉原料は不使用。食物アレルギーに配慮したフード。
「サーモン」(1歳から)
サーモン(生肉)が主原料で、それ以外の肉原料は不使用。食物アレルギーに配慮したフード。
「ソリューソン 関節HAS-II」(1歳から)
関節の健康維持に配慮して、関節形成に重要なヒアルロン酸生成に関わる物質のHAS-IIと軟骨成分の原材料であるグルコサミンを配合した特別な製品。関節軟骨再生の効果が期待できる。特に関節トラブルを患いやすい小型犬にオススメ。
「ソリューション ヴィーガン」(1歳から)*グレインフリーではありません
動物性たんぱく質を一切使用せず、植物性のたんぱく質だけを原材料とした製品。肉や魚が原因での食物アレルギーや皮膚疾患に配慮している。Wiahシリーズでもっとも小粒なフード。
「ソリューション KISS」(1歳から)
相乗効果型次世代乳酸菌であるKT-11(クリスパタス菌)を配合。腸内環境、口内環境の健康を維持することで、愛犬の免疫力の保持に配慮した製品。口臭や歯垢の付着を抑制する。アカシア食物繊維を配合し、その複雑な糖鎖構造により、善玉菌を増殖。健康な消化吸収に配慮した特別なフード。
愛猫が求める高たんぱく質を維持
「Wish」のキャットフードは、“猫にとって最善の食事を目指す”をコンセプトに誕生しました。本来肉食である猫は、お肉をふんだんに使用した高たんぱく食が理想です。上下運動の多い猫にとっては、瞬発力を支える筋肉をつくり、維持することが必要なのです。そのため、良質な2つの動物性たんぱく源を使用した、高たんぱく質(42%以上)のキャットフードを実現しました。また、もともとは肉食であり、穀物の消化が苦手です。グレインフリー(穀物不使用)にすることにより、猫の消化吸収を助けるなど胃腸に配慮することができるのです。そのほか、「Wish」には愛猫の健康を考えたいくつかの特徴があります。
<おなかの健康維持>
消化性に優れた良質の植物性原材料を厳選して使用することにより、おなかの負担を減らしています。また、プレバイオティクスを取り入れ、消化吸収に配慮しています。
*プレバイオティクスとは、消化管に常在する有用な細菌を選択的に増殖させる、あるいは有害な細菌の増殖を抑制することで宿主に有益な効果をもたらす難消化性食品成分であり、オリゴ糖類や食物繊維類などがある。
<被毛・毛艶の健康維持>
原材料のサーモンやサーモンオイルには、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。「健康によい油」といわれるオメガ3脂肪酸が多いこれらの原材料を使用することで、皮膚と毛艶を健康に保ちます。
<尿結石に配慮>
尿路結石のストルトバイト結石の主成分はマグネシウムですが、過剰な制限はしてはいけません。AAFCO(米国飼料検査官協会)では、心臓や関節、血圧などを正常に機能させるために、最低でもキャットフードには0.04%のマグネシウムが含まれなければならないと定められています。そのため、マグネシウムを制限して、尿結石に配慮しています。
<合成保存料・着色料・人工香料不使用>
合成保存料・着色料・人工香料は一切使用していません。
<キレート化ミネラルで高吸収>
ミネラル本来の吸収率はそれほど高いものではありません。しかし、キレート化(=アミノ酸との結合体)されることにより、別の入口からも簡単に吸収されるようになり、吸収効率が高くなります。単体のミネラルをたんぱく質で包むことで、ミネラルの吸収性を高めています。
「Wish」のキャットフードは、これらの特徴をベースとして、愛猫の要望に応えられるような2つの製品を揃えています。AAFCOの必要栄養所要量の基準を満たしたバランスの取れたキャットフードです。
*2020年秋には子猫用が販売される予定
「ワイルドキャット チキン&ターキー」(1歳から)
鶏肉・七面鳥肉の2つの動物性たんぱく源を使用。
「ワイルドキャット ターキー&サーモン」(1歳から)
七面鳥肉・サーモンの2つの動物性たんぱく源を使用。
安心・安全の米国工場で製造
「Wish」のドッグフードとキャットフードは、厳選された米国産の原材料のみを使用し、米国の専用工場で製造されています(*ヴィーガンはカナダの工場で製造)。米国およびカナダでは、ペットフードにおいても食品衛生管理、品質管理、適正製造規範が徹底されており、「HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)」や「ISO(International Organization for Standardization)」、さらには「GMP(Good Manufacturing Practice)」といった国際規格の認証が義務づけられています。日本においては、今年に入ってやっと人間用の食品加工工場においてHACCPが義務化されましたが、ペットフードの工場においては対象外という状況です。欧米ではすでに20年以上前から、愛犬や愛猫の健康を守るためにペットフードの安全・安心に対しての取り組みがなされています。このような工場で製造される「Wish」はその点でも優れているといえます。
*HACCPとは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生する恐れのある微生物汚染や物理汚染などを予測・分析し、監視を続ける事により汚染のリスクを防ぎ安全を確保する衛生管理の手法です。 国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会が定める国際標準です。
*ISOとは、世界162カ国が加盟する国際標準化機構が定める国際規格です。品質管理に関する規格であるISO9001が知られていますが、そのISO90001とHACCPを組み合わせた規格がISO22000で、食品の安全と品質の向上を行っていくマネジメントシステム規格です。
*GMPとは、原材料の入庫から製造、出荷までのすべての過程において、「安全」につくられ、「一定の品質」が保たれるように定められた規則とシステムのことです。医薬品ではメーカーに義務として課せられており、一部の化粧品、サプリメントなどでも品質管理の規範として取り入れられています。
パッケージに込められた想い
「Wish」はフードの酸化などの劣化を防ぐために、2重包装になっています。全ラインナップ各サイズともに小分け包装になっていて、そこにも製品名と賞味期限が一つひとつ印字されています。小袋がどのフードなのか、賞味期限がひと目で分かるというのは、いろいろなフードをローテーションして与えるときにはとても嬉しい対応です。安心・安全であるとともに使い勝手にも配慮しているといえます。それはオリジナル商品として日本人が製造しているからこそできる繊細さです。飼い主の要望にスピード感を持って対応できるのも、日本人がつくるオリジナル商品の強みです。
パッケージに描かれている絵は、河野社長が自ら筆をとったものです。製品ごとに、そのおいしさが伝わるように、色彩豊かに丁寧に描かれています。ランチをイメージしているので、傍らに紅茶もあります。そこには、「人間の食事と同じように、楽しみながらおいしく食べてもらいたい」という思いが込められています。また、商品名には“Long life”という言葉も添えられています。それは「長くともに幸せに」という願いが込められているのです。そのメッセージとともに描かれた絵をみれば、犬や猫への深い愛情を読み取ることができるでしょう。
まとめ
「Wish」は、海外の高品質なプレミアムフードと同じように、安心・安全な原材料のみを使用し、合成保存料・着色料・人工香料は一切使用していません。そして、世界的スタンダードな衛生・安全・品質基準に準拠した工場で生産されています。しかし、ほかの輸入フードと異なる点は、日本特有の環境に暮らす犬や猫のために考えられた独自のレシピでつくられていることです。また、小分け包装で個々にフード名と賞味期限が明記されているのは日本メーカーならではで、ペットペアレンツ(飼い主)には嬉しいサービスではないでしょうか。
すでに、犬や猫の健康に配慮する健全なブリーダーにも愛用者が増えています。そして、彼らからの推薦で「Wish」に切り替えるペットペアレンツの輪も広がっています。近くに販売店がない方は、公式オンラインショップ「パーパスショップ」で直接購入することもできます。いつもでも健康で長生きして欲しいと願う方、フードに悩んでいる方は、ぜひ試してはいかがでしょうか。
コメントを送信