Q:マイクロチップは体に害はないですか?

A:はい。害はありません。

マイクロチップはアメリカやヨーロッパでは広く知られていますが、日本では普及が遅れています。国が直接管理するシステムが構築されていないため、日本獣医師会がデーターベースを管理しています。マイクロチップには猫の身元に関する情報が入っています。迷子などになったときにはリーダー(読み取り装置)があれば身元がわかり、無事に飼い主のもとへ帰ることができるのです。

チップは直径2mm、長さ10mm程度の円柱形をしていて、猫の肩甲骨あたりの背中の皮下に注射器で埋め込みます。マイクロチップのメーカーは複数ありますが必ずISOの国際基準を満たしているものを選びましょう。

マイクロチップの最大のメリットは身元が確認できることです。それにより不幸な処分や飼い主の無責任な行動を防止できることになります。ただ、現在は普及率の低さからまだまだメリットが生かされていないのが現状です。盗難防止にはならない、リーダーがない病院が多い、他社のチップは読み取れない、個人情報漏えいの可能性があるなど、早急に国がシステムを構築することが望まれています。