IoT見守りサービス「tepcotta」に動く基地局の追加で精度が向上

以前に渋谷区と東京電力、ottaによる子どもや高齢者を見守る社会実証の記事をご紹介しました。

この見守りサービス「tepcotta(テプコッタ)」は、ビーコン(電波受発信器)を搭載したキーホルダーなどの専用携帯端末を持つ高齢者や子どもの位置情報履歴を、家族や保護者などがスマートフォンやパソコンで把握することができます。また、あらかじめ登録した基地局付近を見守り対象者が通過した場合に、メールや専用アプリで通知を受けることができるというものです。すでに東京都渋谷区でサービスを開始しており、順次関東圏に展開する計画で、将来的にはペットの見守りも視野に入れているといいます。

そして、このたびタクシー配車アプリ「全国タクシー」を展開するJapanTaxiと提携し、日本交通が運営する約4100台のタクシーの乗客向けタブレット「Tokyo Prime」に、「tepcotta」携帯端末を検知する機能を組み込んだアプリを導入しました。

これまでの、公共施設や民間施設に設置する固定基地局に加え、首都圏を中心に稼働している約4100台ものタクシーを「動く基地局」として追加することで、よりきめ細かい見守り網の構築を実現することになります。

子どもや高齢者に加え、ペットへの対応とともに、対応エリアの拡大も望まれるサービスです。みんなが暮らしやすい安全な町づくりが進むことを期待しています。