Q:子犬が甘噛みをします。やめさせるにはどうしたらいいでしょうか?

A:噛み癖は子犬のときにしつけましょう。

子犬はよく甘噛みをします。これを痛くないからといって放っておくと、犬は自分がボスと思い込み、本気で噛んでくるようになります。力が強い大型犬などは噛まれたら大ケガをします。噛み癖は子犬のころからしつける必要があります。「噛んでよいものを噛んだときには褒める、噛んではいけないものを噛んだときには叱る」というのが基本的な考え方です。いくつか方法をあげますので、どの方法が一番適しているか、いろいろと試してみてください。

01)噛まれたら無視をします。すぐに遊ぶのをやめて別の部屋に行ってしまいます。「噛む=つまらない」と認識させます。

02)子犬を裏返しにして胸と首を抑えて動けないようにします。暴れてもおとなしくなるまでそのままにしましょう。その上で、低い声で「ウー」や「フー」など、子犬の目を見ながら唸り声を上げます。この行動は子犬を叱るときに親犬がとる行動です。人間が上位と認識させます。

03)噛まれたら「痛い」と大きな声を上げましょう。離したら大げさに褒めてあげます。「噛むのをやめる=褒められる」と認識させます。

04)噛まれたら子犬が声を上げるくらいの強さでつねります。この行動は子犬が兄弟姉妹でじゃれたりするときに噛み合うことと同じです。「噛む=痛い思いをする」と認識させます。

05)手に犬の嫌がるものをつけておいてわざと噛ませてみます。「噛む=嫌な味」と認識させます。

06)噛まれたら近くの床をたたいて大きな音を出して驚かせます。「噛む=嫌なことが起こる」と認識させます。