愛犬のトイレは室内派? それとも屋外派?
みなさんは、愛犬のトイレはどこでさせるようにしていますか? 先日編集部でそんな話で盛り上がりました。部屋でトイレをさせる派と、お散歩など外でさせる派です。単なる雑談から始まったのですが、いろいろな意見が出て、これがなかなか興味深い話になりました。
まず部屋の中でトイレをさせる派の意見です。
・室内の決まった場所でトイレをするようにしつけている。
・雨で散歩にいけないときに外でしかしないと、我慢してしまってよくない。
・道端やドッグランでされると、まわりの目もありちょっと気が引ける。
・部屋だと処理がラク。
などなど
かたや外でトイレをさせる派の意見です。
・トイレをつくるにはけっこう広い範囲が必要なので、その場所を確保するのがたいへん。
・ニオイが気になるし、衛生面から外のほうがよい。
・すぐ片付けられないときに食糞してしまう心配がある。
・マーキングの意味もあると思って。
などなど
もちろん、犬種や体格といった愛犬の特徴だけでなく、住居形態にも関わるので一概に優劣はつけられないと思います。ただそんななかで、一同が納得する意見がありました。
「若い今のうちはいいけど、介護になったときに外でしかしない子だとたいへんだよ」とのこと。
彼女は、ラブラドール・レトリバーと暮らしていましたが、トイレは毎日の散歩のときにしていました。しかし、10歳くらいから徐々に後足が弱ってきて、寝たきりの介護状態になってしまいました。そこで、もっとも苦労したのがトイレだったと言います。
彼は外でしかトイレをしないので、部屋では一切してくれません。なので、二人がかりで巨体を抱え、庭まで連れていって後ろ足を支えてトイレをさせました。大型犬の介護は本当にたいへんなのですが、トイレはさすがに盲点だったと言います。これが小型犬であれば、そんなに苦にはならないようですが、やはり大型犬の場合は、室内でもトイレができるようにしておいたほうがよいかもしれません。
ただ、いずれにしても、飼い主としてマナーはしっかり守りたいものです。散歩のときは、簡易トイレ袋と水は必ず携行すること。道端やドッグランでトイレをしたとき、おしっこなら水をかけ、うんちならすぐにトイレ袋で取るなど。もちろん、汚物のゴミは収集日以外には出さないなど、地域社会の一員としてしっかりマナーを守り、飼っていない人たちとの関係性を考えることで、ペットとの共生社会を成熟させていくことが大切だと思います。地域のみなさんから愛される犬になれるかどうかは、飼い主のモラルやマナー次第なのです。
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