犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」が最多。アイペット、ペットの傷病ランキングを発表
アイペット損害保険は、保険金請求実績に基づく「保険金請求が多い傷病のランキング」を発表しました。
犬の総合ランキングでは、第1位が「皮膚炎」で、以下「外耳炎」「胃腸炎」と、飼い主が変化に気づきやすい傷病が上位を占めました。猫のランキングでは、第1位が「下痢」で、以下「皮膚炎」「腎臓病」と多様な傷病が並びました。
上位10位内で見てみると、犬猫共通して皮膚に関する疾患(「皮膚炎」「外耳炎」など)が複数みられたほか、犬で特徴的だったのは消化器系の疾患(「胃腸炎」「下痢」「嘔吐」など)、猫で特徴的だったのは泌尿器系の疾患(「腎臓病」「膀胱炎」など)でした。
年齢別傷病のランキングでは、犬猫ともに0歳では「下痢」が、1~6歳では、「皮膚炎」が第1位となりました。0歳で第1位となった「下痢」は、子犬・子猫ではまだ消化器が成長しきっていないため、環境や食事の変化などで影響を受けやすく、それが原因となって発生してしまうことがあるようです。
また、この時期は、骨が成長段階でまだ細いことや、十分に免疫ができていない時期であることから、犬では「骨折」、猫では「猫風邪」などの傷病がランクインしていると考えられます。一方、7歳以上のシニア期では、犬は「皮膚炎」、猫は「腎臓病」が第1位となったほか、犬猫ともに「腫瘍」「心臓病」など6歳以下にはない傷病がランクインしました。
今回の調査では、ペットの種類や年齢によって発生しやすい傷病が異なり、「腫瘍」「腎臓病」「心臓病」などの重大な傷病もランクインする結果となりました。一方で、飼い主のケアや対策で予防することができたり、重症化を防げたりする傷病もあります。
コメントを送信