イザ!というときにも安心の3WAYペットキャリー
これからの行楽シーズンに向けて、ワンちゃんと一緒にお出かけするペットキャリーがほしい! と悩んでいる人に紹介したいのが、オーエフティーの「SOSペットバッグ」。オシャレさには少し欠けるが、旅行用のペットキャリーとしての機能性はもちろん、災害時などにペットと同行避難する際にも使えるスグレモノだ。
いろいろなところから顔を出せて定吉も大喜び
このペットキャリーは機能よりも先に驚かされたのが、いつものペットが100倍かわいく見える点だ(笑)。入り口は側面全部が開くチャック式のドアになっており、反対側は顔を出せる小窓になっている。小窓はチャックを閉めれば、中から外が見える網戸のようになる。
ここからが本番だ! 小窓のチャックを開けてやると、ピョコンと顔を出す。見慣れた定吉の顔だが、「おっ、お前っ! 超カワイイじゃねーか!」と感じてしまうのだ。
ほかにも上面が開けられるようになっている。外側のアウターを開けると、メッシュのサンルーフ(笑)に。サンルーフもチャック式になっているので、半開から全開も自由だ。もちろん、この窓もお気に入り。
こんな感じでペットが超絶かわいくなるアイテムとしてもオススメ。生地も頑丈で縫製もしっかりしている。ワンちゃんがガリガリやっても、破れるどころか傷ひとつつかないだろう。では、肝心のペットキャリーとしての機能を見ていこう(笑)。
手さげ、ショルダー、リュックの3WAY
さて、定吉にとっては半分オモチャのようなSOSペットバッグだが、さすがはキャリーだけに、持ち運びやすさも考えられている。っつーか、本来はコッチがメインなんだが……(笑)。
サイズは小型犬用で、ポケットの荷物と合わせて10kgまでOK。なので、コーギーくんクラスだと、ちょっと厳しいかもしれない。ペットグッズはポケットに入れず、シンプルなキャリーとして使う場合は、手さげスタイルで持ち運べる。
また、付属のストラップをつけるとショルダーにもなるので、ペットの水筒やご飯を一緒に運ぶときでもラクラク。バッグが腰に当たっても変形しないようにアルミの補強材が入っているので、ワンちゃんのスペースはつぶれることはない。
さらに、リュックにもなるので、満載の荷物&ペットを背負っても、両手がふさがらず便利だ。長時間の移動なら絶対にリュック。ショルダーと同様に、バッグが背中に当たっても補強材が入っているので、スペースがつぶれることはない。また、背中にはパッドが入っているため、背中が補強材でゴリゴリすることもない。
ペットと一緒に一週間ぶんのご飯や水もキャリー
ふだん折り畳んでおけばコンパクトなバッグだが、3方向についた大型ポケットは、広げると大容量の収納が可能になる。ペットショップでキャリーを物色してきたが、ここまで収納力のあるバッグはほかになかった。
サイドにある小さなポケットは、中が仕切られている。小さい区画は横6×縦6×マチ23cmあり、500mlのペットボトルが余裕で入る。大きい区画には、ジップロックいっぱいに小分けしたペットフードや、1.5リットルのペットボトルが収まる。これがサイドに2つあるので、マルチーズの定吉なら1週間は困らないだろう。
正面にある大型のポケットは、中央の区画が横10×マチ7×縦26cmあるので、ペットシーツを丸めて入れたり、おもちゃを入れたりと、いろいろ便利に使える。その左右にある大きな区画は、横16×マチ7×縦26cm。ふだん使っている水とご飯のお皿も余裕で入るし、トイレットペーパーが丸ごと1本入る。
これらのポケットだが、空っぽのときは折り畳めるので日帰り旅行でも、1週間の同行避難であっても汎用性がある。また、バッグ自体もペッタンコに折り畳めるので、目的地に着いたら畳んで、クルマのシート下の隙間にしまっておくなんてことも可能だ。
お出かけ前に訓練も必要な点に注意
今度の旅行でさっそく使おう! というご主人には、ワンポイントアドバイスをしておきたい。それは買ってもすぐには使えない点。ご存じだと思うが、ワンちゃんをキャリーに慣らしてあげないと、移動中にストレスがたまってしまうので注意してほしい。定吉の場合は、自主的にキャリー内に入るようになるまで1週間かかった。
その間、ずっと部屋の中にキャリーを開けた状態で置いておき、反対側の小窓からおやつをあげて慣らす。最初はドアを閉めようとすると、あわてて出てしまうだろう。ウチの定吉もそうだった。なので、おやつをあげながら、ドアを閉めるという訓練(ふたりでやるとラク)が必要だ。ワンちゃんにキャリーは安全で楽しくて、おやつがもらえることを覚えさせれば、喜んで入ってくれるようになるだろう。
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