サルは想像以上に賢い! ペットと暮らす人が知っておきたいサル対策

先日、宮城県白石市で、女性がサルに襲われたという報道がありました。女性は親子とみられる10匹ほどのサルの群れに遭遇し、持っていたバッグに飛びかかられて威嚇されたそうです。幸いケガはありませんでしたが、女性は持っていたお菓子の袋が狙われたのではないかと話していました。

調べてみると、スーパーのレジ袋やお菓子の袋の「カサカサ」という音や見た目が、「食べ物が入っているもの」としてサルに学習されていることが多いそうです。そのため、「レジ袋はリュックや布袋など目立たない場所にすぐしまう」「音の出にくい布製のエコバッグを使う」「袋は車道側や建物側など、サルから見えにくい位置に持つ」といった対策が推奨されています。

一度「袋には食べ物が入っている」と学習すると、サルの行動が徐々に積極的になることもあるそうです。改めて、その学習能力の高さに驚かされました。

実は、私が住むエリアにも野生のサルの群れが出没します。20~30頭ほどの群れで行動していて、私を含め、ご近所さんたちは買い物の際に車を利用することが多いため、レジ袋を持っていて襲われるようなことはありません。

ただし、農作物などへの被害は少なくありません。この地域では、何がおいしく実るのか、いつ収穫できるのかをサルたちが把握しているようで、その時期を狙って巡回していると聞きます。

我が家の裏庭にある栗の木でも被害がありました。枝を折り、近くにある石に叩きつけて実を取り出していたのです。その様子を見たときは、「なんて賢いのだろう」と感心すると同時に、その器用さに驚きました。

しかし、それ以上に驚いた出来事がありました。ご近所さんのお宅にサルが侵入し、仏壇に供えてあったまんじゅうを食べていたというのです。玄関が開いていたため、自ら扉を開けて入ってきたようでした。

幸い、ご近所さんに被害はありませんでしたが、一度食べ物があることを覚えてしまうと、再び侵入する可能性もあります。学習能力の高い動物だからこそ、油断はできないと感じました。

もし我が家に侵入されたら、愛犬も愛猫もパニックになってしまうでしょう。驚いて外へ飛び出してしまう可能性もあります。

それを聞いてからは、在宅中であっても玄関や窓の施錠を徹底し、サルが侵入できない環境づくりを心掛けています。

愛犬の散歩中にも、離れた場所ですがサルを見かけることがあります。そのようなときは、「目をじっと見つめない」「大きな声を出さない」「走って逃げない」ことを意識しています。

もし近づかれて噛まれたり、引っかかれたりすると、ケガだけでなく感染症のリスクもあるためです。そのため、愛犬がサルに気付く前に、落ち着いてゆっくりその場を離れるようにしています。

以前、サル駆除を行っている会社の方から、「サルは観察力が高く、人の特徴をよく見ているので、毎回服装を変えて対応することもある」と聞いたことがあります。一度警戒されると、対策と学習のいたちごっこになりやすく、駆除も長期間に及ぶそうです。

多くの自治体では、サル対策の相談窓口や注意喚起の資料が用意されています。愛犬や愛猫を守るためにも、サルが出没する地域に住んでいる方は、一度情報を確認しておくことをおすすめします。正しい知識を身につけておけば、いざというときに落ち着いて行動できるはずです。