愛犬とのお別れで最初にすべきこと

Q:愛犬が亡くなったときには、まず何をしたらいいですか?

A:遺体を清めて、安らかな姿で安置しましょう。

愛犬との突然の別れは、言葉では表せないほど悲しいものです。亡くなったばかりの愛犬を前に、ショックと強い悲しみに暮れていることでしょう。きちんと見送ってあげるためにも、気持ちをしっかりと持って、次のことをしてあげましょう。

・遺体を清める
人間と同じように、犬にも死後硬直が起こります。人間よりも小さな体の犬は、2時間ほどで硬直が始まってしまいます。特に大型犬の場合は、棺に入らない場合がありますので、硬直が始まる前に、まぶたや口を閉じてあげたり、手足の関節を曲げてあげたり、生前のゆったりとした姿勢にしてあげましょう。温かいタオルで体を拭いてあげたり、ブラシで毛並みを整えてあげたり、きれいにしてあげましょう。

・安らかな姿で安置する
愛犬の大きさに合わせた段ボールを用意します。最初にペットシーツを敷き、その上にいつも使用していたタオルや毛布などを敷いて、そっと寝かせてあげます。いつも愛用していたモノなども一緒に入れてあげましょう。

安置場所は腐敗を防ぐために、風通しのよい涼しい場所を選んでください。夏場はエアコン温度を低めに設定した部屋に安置するとよいでしょう。特に頭や腹部は腐敗が早いので、保冷剤やドライアイス(事情を話せば、人間の葬儀社でも購入可能)などを下に入れて冷やします。

時間が経つにつれて遺体から体液などが出てくることもありますが、ガーゼやタオルなどで拭いてあげたり、人間と同じように脱脂綿などを詰めてあげたりするといいでしょう。

安置が済んでからは、愛する犬との最後のお別れをする時間になります。決まった形式はありませんので、納得のいく方法で、ゆっくりお別れをしてください。気持ちが落ち着いたら、犬の葬儀・火葬・埋葬等について考えましょう。

Q:愛犬が動物病院で亡くなった場合は、棺などを持っていく必要がありますか?

A:通常は動物病院できれいな棺に犬を入れてくれます。

病院で亡くなった場合には、犬をきれいな棺に入れてくれますので、そのまま自宅に連れて帰ることができます。ペットシーツの上に犬を寝かせてくれていますので、自宅に戻ってから、保冷剤やドライアイスを入れ、その上にタオルや毛布を敷いてあげるといいでしょう。

Q:愛犬が亡くなったときには、どんな手続きが必要ですか?

A:保健所や動物センターへの連絡が必要です。

愛犬が亡くなった場合には、保健所や動物センターで犬登録の抹消手続きをする必要があります。血統書のある犬は、その登録団体にも連絡をしましょう。また、ペット保険に入っている場合も、保険会社に連絡をして所定の手続きを取りましょう。