愛犬トラベラーのHappy紀行Vol.11

琵琶湖湖畔のコテージに泊まる旅

[2019/07/29 6:01 am | 編集部]

琵琶湖は滋賀県の中央に位置する日本最大の面積と貯水量を持つ湖です。10万年以上前から存在する古代湖のひとつです。周囲には緑豊かな山々や田園風景が広がります。面積が広いだけに、エリアごとに四季折々の風景を楽しむことができる豊かな自然に触れ合うことができるのが魅力です。

今回は、その湖西エリアにある「かばたリゾート」にわが家の愛犬であるウイペットのジギーベイ&リーティラと1泊することにしました。生後4カ月のリーティラにとっては、初めての旅行です。ここは2013年4月にオープンしたコテージで、愛犬家のオーナーが愛犬と旅するなかで「こうであったらいいな」という思いを実現させた宿です。

●かばたリゾート
URL:http://kabataresort.com/

プライベート感を重視し、飼い主もワンちゃんも気負わずゆったりできる環境でありたいという思いから、コテージという形にこだわったそうです。「かばたリゾート」のある新旭町は「湧き水」に恵まれた地域で、昔から人々はそれを上手に利用してきました。家々に作られた生活用水として使う場所を「川端(かばた)」と呼んだそうです。それがこの宿の名前の由来です。

チェックインしたら専用のコテージへ

私たちが泊まる部屋はコテージCで、小型犬から大型犬まで泊まれる部屋です。まずはフロントでチェックインします。クルマを入口の駐車場に停めて、ジギーベイ&リーティラは車内で待っていてもらいます。かばたリゾートのオーナーと看板犬のカバタちゃんが迎えてくれました。すでにインターネットでの予約時にペット情報の記入は済ませていたので、狂犬病の予防接種等の証明書の提示だけで済みました。ホテル代金はチェックイン時に現金での支払いになります。鍵を受け取って、コテージCまでクルマで向かいます。クルマは泊まるコテージのすぐ裏に停めることができます。このコテージはそれぞれ料金が違いますが、小型犬・中型犬・大型犬・超大型犬の同伴が可能です。詳細はホテルのホームページや直接問い合わせて確認することをオススメします。

コテージCの入口はウッドデッキになっていて、椅子とテーブルもあるので、そこで寛ぐことができます。部屋に入るとすぐ左側に、超大型犬まで使用可能な専用ケージが造作されています。壁は木材で、床はクッションフロア。どちらも防水加工がなされているので、万が一粗相をしてしまってもふき取りが可能です。ペット用のトイレやベッドなどはありませんので、持参が必要です。居間兼寝室のスペースは一段高くなっていて、天井も高く、ファンも付いて、とても快適な空間です。ミニキッチン、電気コンロ、電子レンジ、電気ポットなどがあり、素泊まりで食材や飲料を持ち込んでの自炊も可能です。そのほか、ユニットバスが完備されています。

ワンちゃんも布団に上げなければあとはフリーでOK。粗相の心配があるときはマナーベルトなどを持参するよいでしょう。犬用のバケツと雑巾は置いてありましたが、それ以外は置いてありませんので、ペットシーツ(ワイド&シングル)、コロコロ、消臭剤、フード&水入れ、ウンチ袋、タオル等は持参する必要があります。

夕食はリゾート内のドッグカフェへ

到着時間が遅かったので、すぐに夕食に向かいました。ジギーベイ&リーティラも同伴できます。夕食の場所はリゾート内にあるドッグカフェです。昼間は宿泊者以外でもドッグランとドッグカフェを利用することができます。ログハウス仕様で、店内に入るとクラッシック音楽が流れていて、とても癒される空間です。

私が予約していた夕食は、4つの和定食から好きなメニューを選択するというものです。ご当地名物とんちゃん定食、生姜焼き定食、唐揚げ定食、カレーライスセットで、私はご当地名物とんちゃん定食にしました。「とんちゃん」といいますが、豚肉ではなく鶏肉が使われています。味噌を使った秘伝のタレに付け込んだ良質な鶏肉を使った料理で、滋賀県高島市の名物料理だそうです。約15年ほど滋賀県に住んでいたことのある私ですが知りませんでした(笑)。

食べてみると、これがまたおいしい! 一度食べたら癖になる人も多いと聞いていましたが、噂どおりで、私も見事にはまりました。1ドリンクの嬉しいサービスも付いて、大満足の夕食でした。食事中はジギーベイ&リーティラは、テーブルの横でおとなしく待っていました。リーティラも初めての経験ですが、ジギーベイの真似をしてかとてもよい子に過ごせました。

ライトアップされた夜のドッグランで遊ぶ

私の夕食前にジギーベイ&リーティラはコテージで夕食を食べていたので、そのままコテージの目の前にあるドッグランで遊びました。小型犬・中型犬用、大型犬用、フリーと3つの大きなドッグランが完備されています。ベンチや屋根付きの休憩場所もあり、夏の暑い日差しや冬の雪よけにも役立つよう考えられています。それぞれにアジリティがあり、遊び好きのワンちゃんにも最適です。また足元は天然芝なので、足腰にも優しいです。

22時まではライトアップされているので、夕食後でも十分に遊ぶことができます。平日なので宿泊者は少なく、私たちのほかには1組だけ。ジギーベイ&リーティラの貸し切り状態でした。走力のあるウイペットなので、まあ走るは走る。時折ぶつかりながらも楽しく過ごしました。

お部屋でまったり

ドッグランで遊んだあとはお部屋で寛ぎました。大型のコテージではありませんが、とても落ち着く空間です。走り回って疲れたのか、ジギーベイ&リーティラはうとうとしています。満喫したようです。お風呂上りには、冷蔵庫で冷やしてあった冷たいビールとおつまみを少々。ジギーベイ&リーティラは犬用のおやつを少々です。

寝る前にトイレを済ますために外へ。外灯にたくさんの虫が集まっていました。周辺には自然がいっぱいなので虫も飛んでくるはずです。さまざまな虫の鳴き声も聞こえてきます。蚊に刺されやすい私は、念のため用意されていたベープマットをつけて寝ることにしました。

朝食前にひと遊び!

千葉県からのドライブで疲れていたのか、ぐっすり眠って起床は8時でした。朝食はゆっくり9時からでしたので、朝食前に再びドッグランで遊びました。前日夜の予想では雨が降るとのことでしたが、今朝から薄曇り。ドッグランでリードを外した途端、ジギーベイ&リーティラは朝から絶好調です。今日も走る走る(笑)。

途中、泊まっていた別のご家族がチェックアウトするとのことでご対面。泊まっていたのは10歳の柴犬の男の子でした。急に足腰が弱くなってしまったとかで、ドッグランは使わなかったそうです。普段はほかの犬には威嚇するそうですが、ジギーベイ&リーティラには尻尾を振って挨拶してくれました。「すごい、この子が吠えないのは珍しいです。しかも喜んでいる」と飼い主さん。誰にでも友好的な彼らの性格が役立ったようです。しばらくボールで遊んで楽しみました。笑顔いっぱいの時間でした。

そして、部屋に戻りジギーベイ&リーティラは朝食です。その後、私も朝食に。トースト、スクランブルエッグ、ソーセージ、サラダ、ヨーグルトというメニューです。朝食にもワンドリンクが付いていますので、私はアイスコーヒーを頼みました。食事中は、ジギーベイ&リーティラは伏せをして待つことができました。何度か経験をすることで、教えなくてもどうすればよいのかを学んでいます。彼らの成長を感じます。

チェックアウトまでのんびり過ごす楽しみ

以前にもお話しましたが、ジギーベイ&リーティラとの旅行時には、私はできるだけチェックアウトが11時の宿を選ぶことにしています。お得感もありますが、そのほうがゆっくりとチェックアウトまで楽しめるからです。外は少し蒸し暑かったので、ぎりぎりまで冷房の効いたコテージ内でゆっくりしました。リーティラはおもちゃでひとり遊びしたりケージで休んだり。ジギーは座布団の上で殿様気分。TVの「笑点」のように4枚も座布団を重ねた上に座って寛いでいました。落語家になったようです(笑)。

帰りの準備や帰路の渋滞情報などを確認して、11時少し前にチェックアウトです。まず駐車場に行き、クルマをコテージCの裏に移動させます。荷物とジギーベイ&リーティラを乗せてフロント前の駐車場へ。クルマを停めてフロントでチェックアウトしました。

帰路は琵琶湖の湖北の道路を走り、米原IC経由で帰路につきました。こうしてあっという間に「かばたリゾート」の1泊は終了。清潔感溢れる飼い主と犬のためのコテージでの1泊の旅。とても楽しめました。次回は湖北に位置する海津大崎の桜の開花に合わせて訪れたいと思っています。もちろん、名物とんちゃん定食も食べますよ~(笑)。

[編集部]