「腸(Gut)の力」と「神様(Got)の力」の法則

人間の腸管内には、体の細胞の数をはるかに上回る1,000兆個の菌が住んでいます。口からスタートして肛門というゴールのサーキット場があるとするなら、腸の細菌たちは、ゴール手前の最終コーナーとなる大腸に住んでいることになります。

人間が食べた栄養素のなかで、「要らないから捨てちゃう」と判断された食物繊維という大好物が流れ込んでくる場所が大腸だからです。

細菌たちのエサとなる食物繊維、レジスタントスターチ、オリゴ糖を食べることで、腸内は整い腸内で生まれる菌たちの代謝物が人間の身体と精神を整えます。。

腸管内でドーパミン（の50%）やセロトニン（の90%）などの脳内の神経伝達物質をつくります。さらに、腸内細菌＋腸粘液細胞で免疫力の約70%をつくってくれるのです。だから腸（Gut）が整うと若返りもするし気力（Power）も溢れるわけです。

ちなみに直感は英語でGut feelingといいます。腸（Gut）が感じた（Feeling）とおりに行動するってことでしょうか？

だから抗菌薬、抗うつ剤、歯周病菌、虫歯菌、食品添加物、グルテン、カゼイン、ストレスなど腸を乱すものを避け、腸内に住む菌が喜ぶエサを食べれば、菌たちは代謝を続けて人間に健康に繋がる“ギフト”を届け続けてくれるのです。

じつはこれって犬や猫でも同じことがいえそうです。要は腸内細菌たちを元気にするには、よい菌をとる、菌を育てる、菌の邪魔をしないことなのです。