Enjoy English Vol.9

鳥のように食べる?豚のように食べる?“eat like a bird/pig”

[2020/06/01 6:01 am | ヨーコ・モンタナ]

英語にも慣用句がありますが、動物が含まれるイディオムが頻繁に使われます。「ん?」と思うものから「へー!」と納得できるものまで、意味がわかると楽しさもひとしお。そんなイディオムを紹介していきますのでお楽しみに!

知らなきゃわからない動物の入ったイディオムの第9回目は、前回の続きで“eat like 動物の名前”で “eat like a bird”“eat like a pig”のふたつです。前回お話ししませんでしたが、eatの後のlikeは「好き」という意味ではなく、この場合「~のように」となります。直訳すると「鳥のように食べる」と「豚のように食べる」になります。

“eat like a bird” は、鳥は体が小さいから少ししか食べないイメージがあるので、「少量しか食べない」「少食だ」と想像しやすいと思います。前回の“eat like a horse” の対義語ということです。しかし実際のところ、鳥は体のわりにたくさん食べるのです。体の大きさとの比率から考えると、馬より食べる量が多いというのが事実のようです。イメージって大切なんですね(笑)

実際には次のような使い方をします。

A:Sue is very slim. I’m jealous.
 「スーはスリムでうらやましいなー」
B:I bet she eats like a bird!
 「きっと少食に違いない!」

もうひとつの“eat like a pig”は、“eat like a horse” の意味と似ていて「たくさんの量を食べる」という意味なのですが、豚の食べ方のイメージ「ガッガツ食べる」感じからあまりよい意味ではなく、くちゃくちゃ食べたり、汚らしく食べる人を表したいときに使います。

I don’t want to invite Tom to my birthday party because he eats like a pig.
「私の誕生日パーティーにトムを呼びたくないの。だって彼ってガッガツたべるんだもん」

私は、“I eat like a horse.” ですが、“I don’t think I eat like a pig.” です。“You eat like a pig!” といわれないように注意しないと(笑)

次回も食べ物編が続きます!

Have a good one!!

[ヨーコ・モンタナ]